2ヶ月ほど前の話にはなりますが、狩猟免許試験、無事に合格しました。

第一種銃猟免許、一発合格です。

「勉強なしで受かるほど甘くないけど、ちゃんとやれば受かる」というのが率直な感想!

今回は、実際に私がやった勉強方法を詳しく紹介するので、今後狩猟免許試験を受ける方の参考になれば幸いです。

狩猟免許試験の概要

狩猟免許試験は「知識試験」「適性試験(視力・聴力・運動能力)」「技能試験(実技)」の3種類で構成されています。

このうち適性試験は対策しようがないので省きますが、知識試験と技能試験はどちらもしっかり対策しないと落ちます。

「とりあえず受けてみよう」で受かる試験ではありません。

知識試験の出題範囲は大きく分けると「狩猟に関する法令」「鳥獣に関する知識」「猟具に関する知識」「その他(安全管理など)」の4分野。

技能試験(実技)は、銃の解体・組み立て・射撃姿勢・団体行動時の銃の扱いなど、実際に体を動かして見せる内容です。

狩猟免許試験の勉強に使う主な教材

狩猟免許試験の勉強に使う主な教材は以下の2つです。

狩猟読本(約300ページのテキスト)
狩猟免許試験例題集(約200ページの問題集)

これらは、各都道府県の猟友会を通じて入手できます。

猟友会主催の予備講習会に申し込むと配布してもらえることので、まずは予備講習会の申し込みを済ませてしまうのが最短ルートです。

市販のテキストも存在しますが、個人的には猟友会のテキストと例題集だけで十分だと感じました。

余計なものを買う前に、まずこの2冊を手に入れることを優先しましょう。

なお、別の記事でも繰り返しお伝えしているのですが、狩猟免許試験は猟友会主催の予備講習会を受けないと合格は難しいです!!

予備講習会に申し込みこれらの教材を手に入れるのがまず、狩猟免許試験合格へのスタートラインだと思ってください。

知識試験の勉強方法を3ステップで紹介

ここが記事のメインです。

私がやった勉強手順を順番に解説していきますので、狩猟免許試験を受ける方はぜひ参考にしてください。

STEP1:予備講習会のメモを最初に頭に入れる

猟友会主催の狩猟免許試験予備講習会では「ここだけは覚えておいてください」というポイントを、座学の随所で教えてくれます。

このメモが最初の学習材料になります。

▼筆者の実際のメモ

予備講習会はざっくり、狩猟免許試験の1週間前に行われるのですが、私は講習会の前は軽くテキストを流し読みした程度で勉強という勉強はしていません。

なので実質、勉強期間は1週間ということになります。

それでも、予備講習会さえ受けていれば十分合格できます!

テキスト約300ページを端から端まで読もうとすると時間がかかりすぎる上に、どこが重要かわからないまま読むことになります。

まず予備講習会で教えてもらった重要ポイントをノートにまとめなおして、「ここだけは絶対に覚える」という部分を先に頭に入れることに集中するのが効率的です。

これを2周したら次のステップへ。

STEP2:例題集を間違いを中心に何周もまわす

重要ポイントがある程度頭に入ったら、例題集を解き始めます。

【例題集の回し方】

1周目:1ページごとに解いて正誤確認。間違えた問題にマークをつけ、どんどん進む。1問間違えるたびに見直すのは非効率なのでやらない。

2周目:1周目で間違えたところだけテキストで復習し、その問題だけ再度解く。2回間違えたところはさらにわかりやすくマーク、間違いの多いページには付箋を貼る。

3周目:2回間違えたところのみ再挑戦。

4周目以降:最初から1周通し。ミスがなくなるまで繰り返す。

「全部を頭に入れようとしない」「苦手なところに集中する」の2点がポイントです。

苦手な箇所が付箋の数で視覚化されるので、残り時間とのバランスを見ながら優先順位をつけて進めていってくださいね。

STEP3:スキマ時間はアプリと専用サイトをフル活用

自宅でテキスト・例題集を使った勉強ができるのは机に向かっているときだけですが、試験まで時間がない分、移動中や外出中のスキマ時間も活用したいところ。

そこで便利なのが以下の2つです。

狩猟免許例題集アプリ

例題集とほぼ同じ形式で問題が出題されるアプリで、スキマ時間の勉強に非常に便利です。

ただ、テキストで勉強するのとアプリで問題を解くのとでは頭への入り方が少し違うので、あくまでサブとして使うのがおすすめ。

アプリだけで完結しようとするのは避けた方が良いと思います。

>>Apple store

※android対応のアプリは見つかりませんでした…。

狩猟鳥獣 判別トレーニングサイト

鳥獣判別の問題対策には、専用の判別トレーニングサイトが役立ちます。

回答までの制限時間を設定できるので、本番に近い緊張感で、なおかつ自分のレベルに合わせて練習できます。

>狩猟鳥獣 判別トレーニング

ここでひとつ注意点があります。

狩猟免許試験対策で検索すると複数のサイトがヒットしますが、古いサイトは法令改正前の情報のままになっている場合があります。

銃に関する法令は頻繁に改正されており、テキストもそのたびに更新されています。

古い情報で覚えてしまうと本番で間違える可能性があるので、最新の情報を反映しているかどうかを確認してから使うようにしてください。

特に苦労した分野について

知識試験の出題範囲の中で、個人的に難しかったのは以下の2分野です。

猟具に関する知識

猟具に関しては、一般的な常識や経験は通用せず、初めての知識を一から頭に入れていかなければなりません。

普通に生活を送っていたらまず知りえないようなことばかりが羅列されています(笑)

「弾丸の最大有効射程距離」「最大到達距離」などの数字の暗記は、銃になじみがない人間にはとにかく覚えにくいです。

私が最後まで苦労した分野でした。

鳥獣に関する知識

鳥獣の習性や種類も、見たことのない鳥獣が次々と出てくるので手こずります。

私は北海道在住なのですが、本州以南にしか生息しない鳥獣の問題も出題範囲に含まれていて、「こんな鳥、見たことすらない」という問題が普通に出てきます(笑)。

また、第一種銃猟で受験する場合でも、わなや網に関する知識問題が一部出題されます。

「自分には関係ない分野だから」と飛ばすことはできないので、試験範囲として確認しておきましょう。

鳥獣判別の試験本番は、動物のイラストを見せられ、狩猟鳥獣であれば「とれます、〇〇(名前)です」と答える必要があります。
非狩猟鳥獣の場合は「とれません」だけでよく、名前まで答える必要はありませんが、できれば判別できるように繰り返し練習しておくのが理想です。

実技試験の対策

実技試験の対策として「自宅で練習しておく」という選択肢は、現実的にほぼ存在しません。

実銃を自宅で扱えるわけがないので当然です。

だからこそ、予備講習会での実技練習が唯一の事前練習機会になります。

私は予備講習会の終了ギリギリまで粘って練習しましたが、それでも本番まで約1週間あるわけで…体で覚えた動きが抜けていかないよう、毎日イメージトレーニングで復習していました。

動作確認とセットで私が実践していたのが、実技試験のお決まりのワードを毎日声に出すことです。

「銃口内、実包なし。異物なし。」

このセリフを本番でスムーズに言えるように、毎日ぶつぶつとつぶやいていました。

何も知らない人が見たらちょっとやばい人ですが(笑)、本番で言葉が出てこないという事態を避けるためには有効です。

このワード、狩猟試験予備講習会の時にスムーズに言えない、もしくは間違えて発言する人がとても多かったので、練習して損はないと思います。

まとめ:狩猟免許試験は予備講習会の参加+自習で合格できる

ここまでの内容を整理します。

【知識試験の勉強の手順】
①予備講習会を受けて、重要ポイントをメモする
②メモをノートにまとめなおして2周読む
③例題集を、間違いにマーク・付箋をつけながら何周も回す
④スキマ時間はアプリと判別トレーニングサイトを活用
⑤古いサイト・アプリは使わない(法令改正に注意)【実技試験の準備】
①予備講習会で時間いっぱい練習する(回数制限なし)
②本番まで毎日イメージトレーニングで動きを体に定着させる
③お決まりのセリフは声に出して練習しておく

市販のテキストは買わなくても、猟友会の予備講習会に参加してテキストと例題集をもらえれば十分です。

受講料はかかりますが、実技の練習ができる機会はここ以外にないので、予備講習会の参加は外せません。

勉強期間については、私は本番1週間前からのスタートで合格できましたが、専門知識が苦手な方や余裕を持って臨みたい方は、テキストが手に入った時点から少しずつ始めておくと良いと思います。

今回の内容が、狩猟免許試験に向けて勉強を始めようとしている方の参考に少しでもなれば幸いです。

ライター:遠藤葉月