仕事や調べもの、文章作成など、さまざまなシーンで活躍するChatGPT。
「便利なAI」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

では、推理ゲームの相手としてはどうなのでしょうか。

そこで今回は、水平思考クイズとして人気の「ウミガメのスープ」を実際にChatGPTと遊び、その実力を検証してみました。

ウミガメのスープは、「はい」「いいえ」「関係ありません」で答えられる質問を繰り返しながら真相を探るゲームです。

論理的な思考だけでなく、柔軟な発想や会話の組み立ても求められるため、ChatGPTとの相性が気になります。

今回はプレイした感想とともに、ChatGPTとウミガメのスープをもっと楽しむためのおすすめプロンプトも紹介します。

ChatGPTと実際にウミガメのスープで遊んでみた

今回は、ChatGPTにウミガメのスープの出題者になってもらい、実際にプレイしてみました。

特別な設定は必要なく、「ウミガメのスープを出題してください」とお願いするだけでゲームがスタート。
ルールも説明してくれるため、初めて遊ぶ人でもすぐに始められます。
最初に出題されたのは、こんな問題でした。

ある女性は、毎日エレベーターで7階まで行き、そこから階段で10階の自宅まで帰っていた。
しかし、雨の日だけは10階までエレベーターで行く。なぜ?
実際のやり取りの内容

ヒントの出し方も工夫するともっと楽しめる

答えがなかなか思いつかなかったため、今回はChatGPTに「ヒントをください」とお願いしてみました。

すると、ヒントを3つまとめて提示してくれたため、一気に答えへ近づくことができました。
もちろん親切ではあるのですが、「もう少し自分で考えたかった」という気持ちも少し残りました。

振り返ってみると、こちらの頼み方を工夫すれば、もっとゲームらしく楽しめたかもしれません。

例えば、「ヒントを1つだけください」「レベル1のヒントだけお願いします」と伝えれば、少しずつ情報をもらいながら推理を進められます。
また、「私が『もっと』と言うまで次のヒントは出さないでください」とお願いしておけば、自分のペースで考える時間も確保できます。

ChatGPTは指示に合わせて柔軟に対応してくれるので、遊び方に合わせてプロンプトを工夫するのも、このゲームの楽しみ方の一つだと感じました。

今度は私が出題者になって遊んでみた

今度は立場を変えて、私が出題者、ChatGPTが回答者として遊んでみました。
出題したのは、ネットで見つけたこちらの問題です。

とある町に「〇〇ペットショップ」という立派な看板が掲げられた大きな建物がある。
しかし、その建物の中には動物が一匹もおらず、生体販売はもちろん、ペットフードやおもちゃなどの販売も一切行っていない。
それにもかかわらず、この場所は何年も営業を続けている。
一体なぜだろう?

正直なところ、AIならすぐに答えへたどり着いてしまうのではないかと思っていました。
ところが実際には、ChatGPTはすぐに結論を出すことはなく、

「ペットショップは、地域の人に認知はされてる?」
「過去にはペットショップとして経営していた経緯はある?」
「ペットの代わりに例えばぬいぐるみを扱っていたりする、みたいなことはある?」

といったように、一つひとつ質問を重ねながら推理を進めていきます。
やり取りは7分ほど続き、こちらが想像していた以上にじっくり考えながらゲームを楽しんでいる印象でした。

途中で「ヒントは必要ですか?」と聞いてみたところ、「お願いします」と受け入れたものの、
そこで答えを求めるのではなく、ヒントをもとに再び推理を続けてくれたのも印象的です。

AIだから効率を優先してすぐ正解を目指すのではなく、「ウミガメのスープで遊ぶ相手」として最後まで付き合ってくれたことに、少し驚かされました。

ChatGPTともっと遊ぶ!おすすめプロンプト集

実際に遊んでみると、「こんな問題も出してほしい」と思う場面が増えてきます。
そこで、すぐに使えるおすすめプロンプトを紹介します。

初心者向けの問題を出してもらう

ウミガメのスープを出題してください。
初心者向けで、難易度は★1〜2程度。

オリジナル問題を作ってもらう

オリジナルのウミガメのスープを作ってください。
ネットで有名な問題ではなく、論理的に解ける内容でお願いします。

ホラー系だけで遊ぶ

ホラーや都市伝説がテーマのウミガメのスープを出題してください。
少し怖い雰囲気でお願いします。

ビジネスをテーマにする

仕事や会社をテーマにしたウミガメのスープを作ってください。
社会人でも楽しめる内容でお願いします。

ChatGPT Liveでも遊んでみた!会話ならではの面白さも

テキスト版だけでなく、ChatGPT Liveでもウミガメのスープを試してみました。
最初に出題されたのは、有名な定番問題です。

ある男がバーで「ウミガメのスープ」を注文した。
一口飲んで勘定を済ませ、その後自殺してしまった。なぜ?

ウミガメのスープを知っている人なら、一度は見たことがある問題かもしれません。
そこで、「有名ではない問題を出してください」とお願いしたところ、すぐに別の問題へ切り替えてくれました。

ある男が毎朝決まった時間に公園のベンチでパンをちぎっては池に投げ込んでいた。でも、ある日を境にそれをやめてしまった。なぜ?

こちらの要望にもすぐ対応してくれるため、「知っている問題だった」という場合でも、気軽に新しい問題へ変更できるのは便利だと感じました。

ChatGPT Liveとは、ChatGPTと音声でリアルタイムに会話ができる機能です。
テキストを入力することなく、AIと実際に声で会話ができるため、英会話の練習や相談、アイデア出しなど、さまざまなシーンで活用できます。

以下の関連記事もご覧ください。
【検証】新機能ChatGPT-Liveとマジカルバナナができる?実際に遊んだら普通に負けました

Liveならではの魅力と気になった点

実際に遊んでみると、ChatGPT Liveは人と会話をしているような感覚で進むため、臨場感があります。
「次は何を質問しよう」と考えながらテンポよくやり取りができるので、ゲームマスターと遊んでいるような気分を味わえました。

一方で、テキスト版との違いも感じました。

音声で進むため、話している最中では出題された問題文を何度も見返すことができません。
もちろん、「もう一度問題を読んでください」とお願いすれば読み直してくれます。
しかし、推理を進める中で細かな表現を確認したいときは、テキスト版の方が便利だと感じました。

じっくり考えながら遊びたい人はテキスト版、会話のテンポや没入感を楽しみたい人は、チャットと、Liveを、目的に合わせて使い分けるのがおすすめです。

比較項目 チャット版 ChatGPT Live
テンポ 入力が必要 会話なのでスムーズ
臨場感
考える時間 自分で調整しやすい 会話なのでテンポが速い
ヒント テキストで確認しやすい 会話で自然にもらえる

まとめ

ChatGPTとウミガメのスープで遊んでみた結果、想像以上にゲームとの相性が良く、一人でも十分に楽しめることが分かりました。
出題やヒントの出し方も上手で、初心者でも気軽に始められるのが魅力です。

また、ChatGPT Liveは会話ならではの臨場感があり、実際に友達と遊んでいるかのように楽しめました。
その一方で、問題文を見返しながらじっくり考えたいなら、テキスト版の方が遊びやすい場面もあります。

仕事や調べものだけでなく、ゲームの相手としても活躍してくれるChatGPT。
気になった方は、本記事で紹介したプロンプトも使って、ぜひ一度ウミガメのスープで遊んでみてください!

ライター:岩崎