先日、ふと思い立ったことがあります。

「今日、庭でバーベキューやろう。一人で。」

その日はとても天気が良く、まさにバーベキュー日和…しかしド平日にいきなり友人を誘ったところでメンバーを集めるのは難しいことはわかっていました。

でもどうしてもバーベキューがしたい!じゃあ一人でやるか!ということで実際にやってみると、想定外に楽しかったのです。

今回はその体験を丸ごとまとめていきます。

一人バーベキューに最低限必要なもの

まずは道具の話から。

私は今回、一人バーベキューをすると決めた当日ホーマックで全部揃えましたが、勢いで動いた結果反省すべき点もありました。

同じ轍を踏まないためにも事前にチェックしておいてほしいです(笑)。

バーベキューコンロか焚き火台か、用途に合わせて選ぶこと

一人バーベキューでまず決めなければいけないのが、何を熱源にするかです。

主な選択肢は「バーベキューコンロ」か「焚き火台」の2択になります。

バーベキューコンロは炭床と網の距離が近く設計されているため、食材への火の通りが早くて効率的。

ちゃんと焼きたいなら、バーベキュー専用コンロを選ぶのが正解でしょう。

一人用のコンパクトなものは2,000〜4,000円台で購入できます。

焚き火台は焚き火・調理どちらにも使えるマルチな道具ですが、バーベキュー専用グリルと比べると炭から網までの距離が遠い製品が多く、火が通るまでに時間がかかります(これは後で詳しく書きます)。

一人バーベキューなら小型で場所を取らないのが理想。

ソロ向けのコンパクトタイプは使いやすくて片付けも楽なのでその点ではおすすめです。

これだけあれば始められる!消耗品・小物チェックリスト

熱源が決まったら、次は消耗品と小物類。

こちらがないと話になりません。

【一人バーベキューに必要な消耗品・小物】
・炭
・着火剤
・ライター
・耐熱グローブ
・トング(食材用に1本)
・金属製の網
・クーラーボックス(もしくは保冷機能のあるバッグ)
・皿・コップ・箸
・ウェットティッシュ・キッチンペーパー
・ビニール袋(ゴミ袋+食材保管用)
・アルミホイル

絶対的に必要とは言いませんが「あって良かった」と感じるのがアルミホイルです。

食材を包んで蒸し焼きにしたり、火加減が強すぎるときに網の上で調整したり、使い道が多い。

一人バーベキューは全部自分でやるので、多用途なアイテムがあると便利です。

一人バーベキューの食材は「自分が食べたいものだけ」でいい

▲私の一人バーベキューの様子

一人バーベキューの一番の魅力は、食材選びを完全に自分の好みだけで決められること。

今回私が用意したのは、行きつけの魚屋で仕入れたカキ・白貝・ホタテ・エビ。

そこに冷凍ストックから解凍したサガリとトントロ、ソーセージ、家庭菜園で採れたナスとシシトウを加えました。

海鮮多めなのは完全に私の好みです(笑)。

複数人のバーベキューだと、メンバーの「嫌いなもの」「苦手なもの」を考慮しなければいけないですが、一人なら全力で食べたいものだけを並べられます!

一人分なので食材を買いすぎる心配もないし、量のコントロールも自分でできるのは大きなメリットだと思います。
「だいたいこれくらいあれば十分」というのがわかるので、食材のロスも出にくいです。

【反省点】焚き火台でバーベキューをやると、火が通るまでに時間がかかる

ここで、今回一人バーベキューをやってみての反省点を先にお伝えします。

今回私が一人バーベキューをするにあたりホーマックで購入したのは焚き火台でした。

出典:キャプテンスタッグ

見た目がおしゃれだったので選んだのですが……実際に使ってみると、炭床から網までの距離が遠い(笑)。

食材を網に置いてから、なかなか焼けない。

結果的に肉も貝も火が通ったので、できないことは全くないものの、特に最初は時間がかかりました。

バーベキュー専用グリルは炭と網が近い設計になっているので火の通りが早いのですが、焚き火台は構造上そうなっていないということを知りました。

こちらの商品は名前の通り本来の用途は「焚き火」であり、炭ではなく薪を積み上げて熱源とする場合はおそらく調理も楽々なのでしょうが、今回は私が用意したのは炭…。

「調理も焚き火もできる」と「バーベキューに最適」は、まったく別の話。

ただ、時間はかかりつつも最終的にはちゃんと焼けたし、遠赤外線でじっくり火が通ったおかげか食材がとてもしっとりして美味しかったのは事実です。

急がずゆっくり楽しむ一人バーベキューなら、結果的にそれも悪くないとは思いましたが……最初からバーベキュー専用グリルを選んでいたら、もっとスムーズだったはずです。

「焚き火台はバーベキューにも使えるが、バーベキューのメインの道具として使うなら専用グリルの方がストレスが少ない」、これが今回の教訓です。
焚き火メインで楽しみたい方には焚き火台が最高ですが、食材をガンガン焼きたいならバーベキューグリルを別で用意することをおすすめします。

やってみてわかった一人バーベキューの魅力

反省点はあれど、一人バーベキュー自体はとても満足度の高い体験でした。

ここで、やってみてわかった一人バーベキューの魅力を少し語りたいと思います。

生まれて初めての「焼き係」が楽しかった

複数人でのバーベキューは誰かが焼き係を担ってくれることが多いですよね。

私もどちらかというと「食べる係」の立場が多くて、自分でトングを持って食材を管理する経験はほとんどありませんでした。

今回、一人でやるからには必然的に自分が焼き係になるわけで…これが、やってみると思いの外楽しかったんです。

どのタイミングでひっくり返すか、火加減をどう調整するか、こっちが焼けたからこっちに移動させようか…などひとつひとつを自分で判断しながら食材を仕上げていくのが楽しい。

「自分で焼いた」という満足感も含め、充実度は格別でした。

自分のペースで、食べたいものを、食べたい量だけ

一人バーベキューの良さをひとことで言うなら、「すべてを自分でコントロールできる」ことだと思います。

急かされないし待たされない、食べたいものを食べたいタイミングで焼いて、食べたいだけ食べて好きなお酒を飲む。

「次は何を焼こうかな」を考えるのも自分だし、「もうお腹いっぱい」で終わりにするのも自分。

複数人でやる賑やかなバーベキューも楽しいのですが、一人でやるこの自由さはまた別の良さがあります。

静かに炭と向き合いながらお酒を楽しむ時間が至福

食材を焼きながら、炭の赤い光を眺めながら、一人でゆっくりお酒を飲む。

音楽もテレビもなく、炭がパチパチとはじける音と夏らしいセミの声だけが聞こえる…。

日常の中でこういう「人に気を遣わず自分だけの時間を楽しむ時間」をちゃんと取れることってあまりないですよね。

テレビを見ながら飲むお酒、友人としゃべりながら飲むお酒とは違い、自分自身と向き合う時間を作っているという充実感を得ながら飲めるのも一人バーベキューの魅力のひとつなのではないかと思いました。

一人でやるからこそ気をつけたいこと

最後になりますが、一人バーベキューをやってみて「これは気をつけないとな」と感じた点も書いておきます。

…当然ですが、片付けは全部ひとりでやることになります。

炭の後処理、網の洗浄、ゴミのまとめ、道具のしまい込み…バーベキューは準備よりも後片付けの方が大変だったりするので、終わったあとのことも込みで楽しむくらいの気持ちで臨む方が良いです。

そして最大の注意点がお酒のセーブです。(お酒を飲む方限定)

楽しいし、気持ちいいし、お酒はどんどん進む(笑)。

でも一人でやっている以上、火の始末も片付けも最後まで自分でやらなければいけません。

「飲みすぎて何もかも面倒になる」は絶対にNGです。

飲む量を意識的にコントロールして、炭が完全に鎮火したことを確認し、しっかりと片付けを終えるようにしてください!!

まとめ:一人で好きなものを焼くバーベキューは十分すぎるくらい楽しい

一人バーベキューをやってみてわかったのは、一人バーベキューだからこその楽しさがあるということ。

焼き係という役割、自分の好みだけの食材選び、静かにお酒を飲む時間…これは全部、一人だから体験できることです。

使う道具の選び方(特にグリルはちゃんとバーベキュー向けのものを)と、お酒のペースさえ気をつければ、一人バーベキューはかなりおすすめのひとり時間の過ごし方です。

気になっている方はぜひ試してみてくださいね!

ライター:遠藤葉月