「AIを使った副業を始めてみたい。」

そう思って求人を探していると、「未経験歓迎」「AIライティング」「AIを活用した仕事」といった募集を見かける機会が増えました。

私自身も普段からAIを使った仕事をしていることもあり、新しい案件を探すためにクラウドソーシングサイトや仕事専用SNSを利用しています。

しかし、実際に応募してみると、「仕事への応募」だと思っていたものが、実はスクールや講座の説明会だったという経験を何度もしてきました。

もちろん、スクールそのものを否定したいわけではありません。

実際に話を聞いてみると、学べる内容に魅力を感じるものもありましたし、対応してくださった方も丁寧な方が多かったです。

ただ、「求人に応募したつもりだった」という認識とのギャップは確かにありました。

今回は、私が複数の案件に応募して感じた共通点と、応募前に確認しておきたいポイントをご紹介します。

※本記事は特定のサービス全体を評価するものではなく、私が経験した一例として取り上げています。

AIライティング案件に応募したら、求人ではなくスクールの説明だった

最初に応募したのは、AIを活用したライティング案件です。

募集内容には、「AIを活用した記事作成」「未経験歓迎」「AIの使い方は事前に案内」といった内容が書かれており、「AIを使いながらライティングの仕事ができる案件なんだ」と思い応募しました。

実際の募集内容

募集詳細
AIを使った文章づくりを仕事にしませんか?在宅AIライティングスタッフ募集

〈募集背景〉
AIを活用したライティング案件の増加に伴い、新たに記事作成をサポートしていただけるメンバーを募集しています。
「AIに興味はあるけれど、仕事で使ったことがない…」という方もご安心ください。業務の進め方やAIの使い方は事前にご案内しますので、未経験からでもスタートしやすい環境です。

〈仕事内容〉
・AIを活用した記事作成
・文章の作成・編集
・内容の確認・修正対応
AIが文章作成をサポートしてくれるため、一からすべてを書き上げるお仕事ではありません。文章を整えたり、読みやすく仕上げたりする作業が中心です。

〈働き方〉
・完全在宅
・ご自身のスケジュールに合わせて作業可能
・家事や育児、本業との両立もしやすい環境です

〈報酬〉
月5万円〜15万円程度
※稼働量や対応件数により変動します。

〈応募の流れ〉
ご応募後、仕事内容や進め方について詳しくご案内いたします。
気になることがありましたら、応募前でもお気軽にご相談ください。

〈歓迎する人物像〉
・文章を書くことが好きな方
・AIに興味がある方
・新しいツールを使うことに抵抗がない方
・コツコツと丁寧に作業を進められる方

オンライン面談1日目

まず最初に案内されたのは、30代くらいの女性とのオンライン面談でした。
とても話しやすく、柔らかい雰囲気の方で、不信感を抱くような対応ではありませんでした。

面談では、

  • 応募したきっかけ
  • 現在どんな仕事をしているのか
  • AIに興味を持った理由

など、一般的な採用面談でも聞かれそうな質問が続きます。

しかし途中から、

「AIを使って時間や場所に縛られず働けるようになったら、何をしたいですか?」
「将来はどんな働き方を目指していますか?」

といった質問に変わりました。さらに、仕事の詳しい説明よりも、

「AIを使えば動画編集やショート動画の字幕作成もできる」
「AIでこんなことまで実現できる」

といった紹介動画を見る時間が中心でした。

ライティングとはこういった字幕作成のことを指しているとの説明がありました。
この段階ではまだ案件の案内のような受け取り方です。

また、次の面談の連絡先として案内されたのは公式LINEではなく個人のLINEアカウントでした。
プロフィール写真には家族や子どもの写真が設定されており、個人的には親しみやすい印象を受けました。

別日に別の担当者との面談

その後、別日に別の担当者との面談が設定されました。

今回は、私が普段どのようなAIツールを使っているのか、AIに関する知識や経験について詳しくヒアリングが行われました。

私は普段からAIを仕事でも活用しており、幅広く知っていることを伝えると、担当者の方から、

「実は初心者向けにAIを教えながら、その過程で案件をご紹介しているんです。」
「そのように以前説明されていませんか?」

と聞かれました。その担当者の方はとても誠実で、

「おそらく思っていた内容とは少し違いましたよね。」

と声をかけてくださり、無理に勧誘されることもなく、10分ほどで面談は終了しました。

この経験を通して感じたのは、スクール自体が悪いということではありません。
むしろ、担当者の対応は丁寧で好印象でした。

ただ、私は「ライティング案件に応募した」という認識だったため、実際にはスクールを通じて案件紹介を行う仕組みだったことに驚きました。

Webデザイン案件でも同じような経験があった

ライティングだけではありません。
AI×Webデザインの案件に応募してみました。

しかし、入口がWebデザインだっただけで、途中からAIを学ぶ話へと進み、最終的にはスクールを前提とした内容になりました。

仕事内容は違っても、流れがよく似ている案件が複数あったため、「こうした募集方法を採用している企業もあるのだな」と感じました。

AI案件以外でも似たケースはある

AI関連だけではありません。
某クラウドソーシングサイトで以前、メルカリ関連の副業にも試しに応募したことがあります。

募集内容には「メルカリの登録作業」と書かれていました。
面談が始まると、まずは会社でどのような案件を扱っているのかの説明を受けました。

その後、個人的な情報として現在の仕事やメルカリの利用状況、これまでにどのような商品を販売したことがあるのかなどを詳しく聞かれました。

私は普段から使っており、過去に高額商品を販売した経験があったため、その話をしたところ、

「高額商品を継続して販売する方法を教えます。」

という話になり、結果的にはノウハウを学ぶスクールの説明でした。

こちらはかなり強引な勧誘でしたので、私ははっきりと

「お金がかかってくる話のようでしたら結構です」

と何度も伝えZoomを終えることができました。

おそらく販売経験が少ない人であれば、

「やり方が分からなくても大丈夫です」
「自分でも売れるようになります」
「ネットショップのように運営できるようになります」

といった流れで説明されるケースもあるのではないかと感じました。

このような案件は「簡単入力作業」や「データ入力」といったタイトルで募集されていることもあります。
私自身の経験では、応募する際は仕事内容だけでなく、実際にどのような業務なのか、事前によく確認することが大切だと感じています。

私が応募した案件で共通していたポイント

複数応募してみると、共通している点も見えてきました。

もちろん、これだけでスクール案件とは判断できませんが、私は次のような特徴が重なる案件では、一度立ち止まって確認するようになりました。

こちらも参考に判断してみてください。

①仕事内容がやや抽象的

「AI副業」「5万〜10万稼げる簡単作業」「初心者でもマニュアルがあるので安心」
など、具体的な業務内容や報酬について詳しく書かれていないことがありました。

②会社情報やプロフィールが少ない

会社アイコンがAIで作成したような画像だったり、アカウント名が本名や会社名ではなかったり、プロフィールが簡易的だったりするケースもありました。
もちろん、それだけで問題があるとは言えませんが、応募前に会社情報を確認するようにしています。

③面談で将来の理想を聞かれる

仕事内容よりも、
「どんな働き方をしたいですか?」
「自由な時間が増えたら何をしたいですか?」
という夢を抱かせる質問が中心になることもありました。

④仕事内容よりAIの可能性を紹介される

案件の説明よりも、
「AIでこんなことができる」
「これからの時代はAI」
「AIにどんなイメージを持っている?」
といった説明が多い印象を受けたこともあります。

応募前に確認したいチェックリスト

AI副業を探すときは、応募前に次の項目を確認しておくと安心です。

✅ 仕事内容が具体的に書かれているか
✅ 報酬や契約形態が明記されているか
✅ 会社情報や運営実績が確認できるか
✅ 公式サイトや所在地が掲載されているか
✅ 面談で仕事内容について詳しく説明があるか
✅ 契約書の有無や業務開始までの流れを確認できるか
✅ 「学習」や「講座」が前提になっていないか

応募前にすべて判断するのは難しいですが、これらを意識するだけでも「思っていた内容と違った」というミスマッチは減らせると感じています。

まとめ

AIを活用して収益を得ている人が、スクール事業を展開すること自体は自然なことだと思います。
実際に知識や経験を教えることには価値がありますし、それによって新しい働き方を実現している人もいます。

一方で、「求人に応募したつもりだったのに、実際はスクールの説明だった」というケースに戸惑う人がいるのも事実です。

AI副業市場が拡大している今だからこそ、「未経験歓迎」という言葉だけで判断せず、仕事内容や契約内容、会社情報を自分でも確認することが大切だと感じました。

AI副業を始める最初の一歩だからこそ、焦らず情報を見極めながら、自分に合った案件を選んでいきましょう!

ライター:岩崎