先日、函館へ釣りに行ったんですよ。

…ただ、その日は見事なくらいの暴風。

当然、船は出ません。

ただ、せっかく函館まで来たのに、このまま帰るのも悔しい。

そこで、「どうせなら普段なかなか泊まれないような、ちょっと良い旅館に泊まってやろう」と思い立ち、予約したのが湯の川温泉にある『割烹旅館 若松』でした。

この記事では、実際に割烹旅館若松へ一人で泊まって感じたリアルな感想を写真付きで語っていきたいと思います!

割烹旅館若松とは?創業103周年の老舗旅館

割烹旅館若松は、函館・湯の川温泉エリアにある老舗旅館。

創業は大正11年…つまり100年以上続いている旅館ということになります。

しかも、ただ古いだけではありません。

皇室ゆかりの宿としても知られており、ミシュランガイド北海道にも掲載されたことがある、函館を代表する高級旅館のひとつです。

若松の基本情報

施設名 割烹旅館 若松
住所 北海道函館市湯川町1丁目2-27
創業 1922年(大正11年)
温泉 湯の川温泉・源泉かけ流し
特徴 全室オーシャンビュー・割烹料理・老舗旅館
アクセス 函館空港から車で約10分
ちなみに上記のGoogleストリートビューの矢印を進めていくと、若松の内部まで入ってみることができます!!

皇室ゆかり・ミシュラン掲載の格式ある旅館

若松は、いわゆる高級温泉旅館の部類です。

皇室ゆかり、さらにはミシュラン掲載の格式ある旅館なのです。

そのため、予約する時は正直ちょっと緊張しました(笑)

当然宿泊料金は安いわけがなく、しかも私の場合飛び込みみたいなものだったので予約サイトの割引特典などもなく…朝・夕食付で一泊1名約4万円。

釣り船が出なかったということからもうやけくそでしたね。

ただ、泊まってみると本当にいい経験をしたな、と素直に思うことができましたし、接客の質、温泉、食事すべて含めてこの料金は妥当なのかもしれない、と感じました。

ではここからは、私が実際に宿泊して感じたことの詳細を紹介していきます!

実際に泊まってみた感想をポイントごとにご紹介

ここからは、実際に若松へ宿泊して感じたことをまとめていきます。

実際の写真も載せていくので、これから若松に泊まりたいな~、と思っている方はぜひ参考にして下さい!

着いた瞬間から始まるおもてなし

若松へ到着してまず驚いたのが、旅館へ車をつけた瞬間でした。

入口へ着くと、すぐにスタッフさんが出てきて笑顔で迎えてくれます。

どこから見ていたらそんなにもジャストなタイミングで出てこれるんだろう…とシンプルに不思議でした…(笑)

荷物を降ろした後はこちらが何もしなくても、そのまま部屋まで運んでくれるんですよね。

さらに車も、自分で駐車場へ移動させる必要はありません。

鍵を預けると、スタッフさんがそのまま駐車してくれます。

その後は、すぐに部屋へ向かうわけではなく、まずラウンジのような落ち着いた空間へ案内されます。

そこで担当の仲居さんから、

・館内の説明
・温泉の案内
・食事時間の確認

などを丁寧に説明してもらいました。

ちなみに若松は、仲居さんがグループごとに担当制になっているようでした。

最初から最後まで同じ方が対応してくれるので、非常に安心感があります。

しかも、この案内中に抹茶と和菓子まで出してくれました…おいしかった…。

ちなみにこのお菓子、裏を見ると若松が製造販売しているようでした…こだわりがすごい。

オーシャンビューがとにかく圧巻

まず、部屋へ入った瞬間に一番印象に残ったのが景色でした。

窓がかなり大きく、目の前には海。

「これでもか」というくらいオーシャンビューです。

しかも、ベッドが海に向かうような配置になっているんですよね。

寝転びながら海を眺められる構造になっていて、かなり贅沢でした。

なお、緊張のせいで私は部屋内部の写真は撮り忘れたので公式サイトから拝借します…。

引用:「割烹旅館 若松」公式サイト

ちなみに若松は、

・部屋から海
・温泉から海
・温泉後の休憩スペースから海
・食事処から海

こんな感じで、とにかくどこにいても海が見えます。

温泉後の休憩スペースからの海。

風が強いもののめちゃくちゃ晴れているきれいな海を見ると時折自分のタイミングの悪さに腹が立ちましたが、「まあこの景色見られたならいいか…」と途中から思い始めていました(笑)

古さと最新設備が混ざる不思議な空間

若松は、建物自体はかなり歴史を感じます。

廊下や部屋の造りも、いわゆる昔ながらの旅館。

ただ、不思議なのがそこへ最新設備が混ざりこんでいることでした(笑)

例えば、部屋自体は古き良き旅館の造りになっているのですが…なぜかこんな設備が付いていました。

・Bluetoothスピーカー
・室内のすべての照明がタッチパネル式

言うなれば、老舗旅館を現代風にアップデートした空間という感じでしょうか。

正直タッチパネル照明はオシャレなんですが、慣れなくて少し戸惑いました…。

また、Bluetoothスピーカーは接続方法がわからず使用はあきらめました(笑)

仲居さんの接客が素晴らしかった

若松でかなり印象的だったのが接客です。

担当の仲居さんが最初から最後までついてくれて、いろいろ対応してくれる…これは普通のホテルではなかなかないことだと思います。

特に印象に残ったのが食事の時。

ご飯はかなり豪華で、おいしいながらも途中で「ちょっと多いかも…」となっていたら、

「おにぎりにしてお部屋へお持ちしますか?」

と声をかけてくれたんですよね。

これが個人的にすごく良かったです…。

結局おにぎりを作ってもらったのですが、夜中、2回目の温泉上がりに部屋で食べたおにぎりは異常に美味しかったです(笑)

【ここがメイン】若松最大の魅力は温泉と食事だった

引用:「割烹旅館 若松」公式サイト

若松で特に印象に残ったのが、温泉と食事でした。

ここからは、私が今回特に印象に残った若松の温泉、そして食事について紹介していきます!

温泉は狭めだが泉質がかなり良い

若松の温泉は、いわゆる大型ホテルのような巨大温泉ではありません。

むしろサイズ感としては相当コンパクトで、洗い場も10に満たないくらいしかありません。

しかし宿泊できる客数自体がそこまで多くない’総客室数24室)ので、混雑して座れない!なんてことはおそらく珍しいのだと思います。

しかも私は計3回温泉を楽しんだのですが、私が入ったタイミングでは、一度も他の宿泊客と被りませんでした。

ほぼ貸切状態です。

あと、泉質がかなり良い。

身体が芯から温まる感じがあって、湯上がり後もしばらくポカポカが続いていました。

温度はやや熱めで、露天に入るときはこれがまた気持ちいいんですよね。

露天風呂で海を眺めながらぼーっとしつつ、何もしない時間の良さを久々に感じました。

割烹旅館らしい和食懐石が最高だった

私が今回最も印象に残ったのが、食事!これは本当に美味しかったです!!

さすが割烹旅館、見た目が尋常じゃなく美しく、味も計算されつくしている完璧なものでした…。

私が宿泊した時のメニューがこちらです。

先付が運ばれてきた時点で、もう感動でした…とにかく本当に美しいんです。

他のメニューの写真もまとめて載せますね!

しかも食事処からの景色も素晴らしい。

景色込みで本当に贅沢でした。

お酒飲みながらずっと食べていたかったです。
あと、残しそうになった時のおにぎり対応は本当にありがたかった…。
なお、翌朝の食事も同じく素晴らしいものでした。

個人的に感じた気になった点

実際に若松へ泊まってみて、全体的には大満足なのですが、人によっては少し好みが分かれそうだなと思った部分もあったので、最後にご紹介します。

価格はやはり高級旅館クラス

これは当然ではあるんですが、若松は安い旅館ではありません。

気軽に「とりあえず泊まるか!」という価格帯ではないです(笑)

ただ、その分、以下の点で満足度は非常に高かったです。

・接客
・料理
・静けさ
・景色
・温泉

なので、「宿泊費を抑えて観光メインで楽しみたい」という人より、旅館そのものを楽しみたい人向けの宿だと思いました。

独特な設備は少し好みが分かれるかも

若松は建物自体は歴史を感じますが、その中へ現代設備をかなり取り入れています。

先ほど触れた、Bluetoothスピーカーやタッチパネル照明がその代表。

この新旧ミックス感が面白い反面、人によっては好みが分かれると思います。

私個人の感覚で言うと、タッチパネル照明は、正直ちょっと慣れませんでした(笑)

昔ながらの純和風旅館を想像して行くと、意外と現代的で驚くと思います。

この2点が、個人的に気になった点。

後はもうとにかく文句なしの最高の旅館でした!

まとめ:若松は静かに贅沢したい人向けの旅館だった

今回、函館・湯の川温泉にある「割烹旅館 若松」へ実際に宿泊してみて感じたことをまとめると以下の通りです。

・創業100年以上の老舗感は他ではなかなか味わえない!
・どこからでも楽しめるオーシャンビューはとても贅沢
・割烹旅館らしい料理が本当に素晴らしい
・源泉かけ流し温泉は狭いものの満足度大

ただ、それ以上に感じたのが、何もしない時間がどれだけ贅沢か、ということでした。

海を眺めながらぼーっとしたり、静かな温泉へ入ったり、夜に部屋でおにぎりを食べたり…。

そういう時間込みで、お値段以上に本当に素敵な体験ができたと思います。

価格帯はやはり高級旅館クラスですが、すこし贅沢な時間を過ごしたいという時には絶対に泊まって損はありません。

暴風で釣りが中止になった時は本当にショックでしたが、結果的に若松へ泊まれたので「これはこれで良い函館旅だったな」と感じました。

これから函館へ旅行される方の参考になれば幸いです。

ライター:遠藤葉月