札幌スープカレーおすすめ情報!【gopのアナグラ】で繊細かつ鮮烈なスパイスを楽しむ
札幌には200軒以上のスープカレー専門店があると言われていますが、その中でも「一度食べたら病みつきになる」と口コミで語り継がれてきた名店が、西区にある「gopのアナグラ」です。
2021年11月にはTBS系列の全国番組「マツコの知らない世界」、2025年にはUHB「みんテレ」、2026年にはHTV「ハナタレナックス」でも紹介され、全国区の知名度を持つようになりました。
…が!それ以前から地元民の間では「スリ狂系の聖地」として親しまれてきたお店。
私も北海道在住として何度か足を運んでいますが、食べるたびにスパイスの奥深さに感動を覚えます。
今回は、そんな「gopのアナグラ」の魅力と注文のコツを詳しくご紹介します。
「スリ狂系」スープカレーって何? gopのアナグラのルーツ
「gopのアナグラ」を語るうえで欠かせないのが、「スリ狂系」というスープカレーのジャンル。
スリ狂系のルーツは、1984年に開業した「スリランカ狂我国」というお店にあります。
スリランカ料理をベースに、辛さを1番から100番まで選べるというスタイルを確立し、のちに「札幌スープカレーのパイオニア」と呼ばれることになった伝説的なこちらのお店。
現在は閉店していますが、その流れを汲む店がいまも札幌市内に複数あり、「スリ狂系」として一括りにされています。
【スリ狂系と呼ばれる札幌のスープカレー店】
・村上カレー店 プルプル
・gopのアナグラ
・Hot Spice Shop Hood Dog(フッドドッグ)
・カレー魂 デストロイヤー など
スリ狂系の最大の特徴は「塩とスパイスのみで味を組み立てる」こと。
だしや醤油といった和の旨味成分に頼らず、スパイスそのものが持つ香り・辛味・旨味だけでスープを完成させます。
これが「辛くするほど美味しくなる」という不思議な体験を生む秘密で、辛さを上げると逆に甘みや旨味が際立って感じられる、独特の味わいが楽しめます。
gopのアナグラの店主・久保田さんはもともとスリランカ狂我国の常連客で、通い続けるうちにオーナーから声がかかり、のちに各店の店長を歴任。
2005年に独立して「gopのアナグラ」をオープンしました。
店名の「gop(กบ)」はタイ語でカエルを意味し、店主のタイでのニックネームに由来しています。
勉強熱心な久保田さんはタイをはじめ世界各国を訪れ、その旅で得た食文化のエッセンスをスープカレーに取り入れ続けています。
不定期ですが、店主がタイやインドへ旅行するために長期休業になることもあるのが、なんとも個人店らしくて好きです(笑)。
gopのアナグラ 基本情報とアクセス
| 住所 | 札幌市西区山の手3条6丁目1-17 |
| 電話 | 011-612-6208(繁忙時は繋がりにくい場合あり) |
| 営業時間 | 11:30〜21:30(日曜・祝日は20:30まで) |
| 定休日 | 水曜・木曜(不定休あり) |
| 駐車場 | 2台分(山の手3・6パーキング) |
| 禁煙 | 全面禁煙 |
| 公式サイト | gop-soupcurry.com |
お店があるのは、地下鉄東西線・琴似駅から徒歩約10分ほどの場所。
「琴似・栄町通り」と「山の手通」の交差点近くです。
隣には札幌を代表する人気うどん店「手打ちうどん寺屋」があり、ピークタイムにはどちらも行列ができています。
駐車場と行列に関する注意点
gopのアナグラを訪れるなら最初に知っておくと良い注意点があるのでここでご紹介します!
まず店舗専用の駐車場は2台分しかなく、ランチピークはほぼ間違いなく満車です。
近くにコインパーキングがあるので、満車だった場合はこちらを利用しましょう。
また、ランチタイム(特に12〜13時台)は外で長時間並ぶことが珍しくありません。
特にテレビ番組で放送があった直後は要注意!(笑)
店内はそれほど広くないため、回転がゆっくりに感じられることも…。
暑い時期は日傘、寒い時期は防寒対策をしっかりしてから行くことをおすすめします。
注文前のアドバイス:辛さ選びがすべてを決めると言っても過言ではない!
※gopのアナグラ公式サイトより転載
「gopのアナグラ」で最も重要と言えるのが、辛さの選択です。
辛さは50番まで無料で選べ、プラス50円を払えば100番まで対応しています。
ここで声を大にして言いたいのですが…「辛いものが得意ではない」という方でも、gopのアナグラでは最低でも30番以上を選ぶことをおすすめします。
実際こちらのお店は初めて行く方が「10番で」などとオーダーしたのに対し、スタッフさんや店主さんが「うちのお店は辛い方がおいしい」と力説する場面もよく見かけます(笑)
スリ狂系のスープカレーは、インド産と韓国産の2種類の唐辛子を独自ブレンドして油に溶かすことで辛さを出しており、唐辛子の旨味成分が油にしっかり溶け出しているため、辛さを増やせば増やすほど旨味も一緒に増えるという仕組みになっているんですよね。
一般的なスープカレー店で100番を頼むのは自滅行為かもしれませんが、gopのアナグラではこのくらいの辛さが人気です。
※ただしある程度辛味耐性のある方限定
スープは3種類展開で(レギュラー以外の2種はプラス100円)、初めての方はレギュラースープが無難。
「こってり」「あっさり」の希望にも対応してくれるので、注文時に伝えてみてください。
ちなみにこちらのお店で嬉しいのが、食べ始めてからでもスープの減りが一定以下であれば辛さを追加注文できること。
一口食べてみて「もう少し行けそう」と感じたら、遠慮なく辛さアップをお願いしてみましょう!
逆に辛すぎた場合は、骨付きチキンをほぐして中和する、というのがスープカレー店における裏技です(笑)
ライスは中盛りまで無料、大盛りはプラス100円。
大盛りにする場合はスープも大盛り(プラス100円)にしておくと、最後まで楽しめます。
ライスはササニシキと道産米「大地の星」をブレンドしていて、粘りが少なくスープとよく絡むのが特徴。
レモングラスと一緒に炊き上げているので、ほんのり爽やかな風味がありますよ。
おすすめはこれ!「チキンと野菜ときのこ(ナメコ)」
メニュー選びで迷ったときは、「チキンと野菜ときのこ」(1150円)を選べばまず間違いありません。(筆者の独断と偏見を含む)
「チキンと野菜」に、きのこ(マイタケかナメコから選択)を追加したメニューで、私が毎回注文しているのもこれです。
きのこはナメコ一択を推します。
スープカレーにナメコって合うの?思われる方もいるかもしれませんが、とろっとした食感がスパイスのスープに驚くほどよく合うんです!
具材には骨付きチキンもも肉・にんじん・玉子・じゃがいも・オクラ・レンコンが入り、ボリュームは十分。
骨付きのチキンはホロホロになるまで煮込まれていて、ほぐすとスープに旨味が溶け出します。
塩と約20種類のスパイスのみで味付けされたスープは、9時間煮込んで取った鶏ガラと野菜の出汁に香味野菜とスパイスを丁寧に炒めたベースを合わせているため、シンプルなのに何層にも重なった味わいになっています。
テーブルには通常のトッピングメニューに加えて、その日のおすすめメニューが置かれています。
タイのエッセンスを取り入れたオリジナルのトッピングやサイドメニューが豊富でとてもおいしいので、ぜひこちらもお試しあれ。
また、苦手な具材がある場合は注文時に申告すると抜いてもらう、もしくは同じ価格帯の別の具材に変更してもらえますよ!
まとめ:スパイスの「深さ」を体験したいなら、一度は行くべき店
gopのアナグラは、立地的にアクセスが少し不便で、行列もあり、駐車場も少なく、不定期休業もある…と書くと大変な感じに聞こえますが、それでもリピーターが絶えないのがこのお店の実力でしょう。
札幌市内には美味しいスープカレー店がたくさんありますが、スリ狂系のスープカレーはそれらと全く異なるジャンルの楽しさがあります。
辛くするほど味が深まり、スパイスだけでここまで味に奥行きが出るのか…!というある種の衝撃体験は、ここでしか味わえません。
訪問前に公式サイトで営業日を確認して、辛さは少し攻めた番号で注文する。
この2点だけ押さえておけば、間違いなく満足できるはずです。
今以上に行列が増えるのはファンとしては忍びないですが、それをおしてもどうしてもおすすめしたいお店なので、札幌近郊にお住まいの方、札幌を訪れる機会のある方はぜひ足を運んでみてくださいね。
ライター:遠藤葉月


