福井県民にとって、切っても切り離せないソウルフードがあります。

それは、越前そばでもソースカツ丼でもなく、ショッピングセンターで漂ってくる、あの芳醇な醤油と炒め野菜の香りが魅力の「ピリケンラーメン」です。

福井の中華チェーン店といえばここ、と言い切れるほど地域に根付いたピリケンラーメン。

今回は、家族と一緒にその魅力を再確認すべく足を運んできました。定番の味から、刺激的な激辛メニュー、そして驚きのボリュームを誇る定食まで、実食レポートをお届けします。

福井県民の胃袋を支える「ピリケン」の正体

ピリケンラーメンの大きな特徴は、路面店がないということ。

福井を代表するショッピングセンター「ベル」や「エルパ」といった商業施設内に店舗を構えており、買い物ついでに家族で寄るのが福井スタイルの定番です。

買い物をしていると、ピリケン付近でいい香りがしていきます。そしてふらっと立ち寄ってしまう。そんな生活の真ん中にあるラーメン店です。

刺激を求めるならこれ!「激辛四川ラーメン」実食

今回、私が注文したのは「激辛四川ラーメン」。ピリケンの優しい醤油味も捨てがたいのですが、無性に刺激を欲する日もありますよね。

辛さレベルの選択と後悔

このメニュー、辛さをレベル1から3まで選べます。初挑戦ということもあり、今回は「レベル2」を選択しました。

運ばれてきた一杯は、真っ赤なスープにたっぷりの野菜が鎮座する、食欲をそそるビジュアル。まずはスープを一口。……意外とマイルドです。

もちろんピリッとした刺激はありますが、野菜の甘みが溶け出しているせいか、スルスルと飲めてしまいます。喉に少し刺激がくるかな?程度でした。

ここで確信しました。辛いもの好きなら、断然レベル3がおすすめです。レベル2は旨辛です。ガツンとくる刺激を求めるなら、迷わず最高レベルに挑戦してみてください。

シャキシャキ野菜と細麺がぴったり

特においしかったのが上に乗った野菜。強火で一気に炒められたであろうキャベツやもやしが、シャキシャキとした食感を残しており、食べ応え抜群です。

そして、ピリケンラーメンのアイデンティティともいえるのが細麺。ピリケンでは全てのラーメンにこの細麺が使用されています。繊細な細麺が、とろみのある四川スープや具材をしっかり手繰り寄せ、口の中へ運んでくれます。

家族が唸った!「ピリケンラーメン」と絶品「とりから丼」

同行した家族は、王道の「ピリケンラーメン」と、サイドメニューの「ミニとりから丼」をチョイス。

安定のピリケンラーメン

これぞ福井のスタンダード。あっさりとした醤油ベースのスープは、最後の一滴まで飲み干したくなる優しさがあります。子どもでも食べやすいあっさり味です。

派手なトッピングはありませんが、飽きのこないこの味こそが、長年愛され続ける理由でしょう。

ミニでは足りない!中毒性のとりから丼

そして、今回一番の衝撃だったのがミニとりから丼です。

  • ホカホカのご飯
  • シャキシャキの千切りキャベツ
  • カリッと揚がった鶏の唐揚げ
  • 仕上げのたっぷりマヨネーズ

この組み合わせ、美味しくないはずがありません。

唐揚げの肉汁とマヨネーズが合わさり、キャベツがそれを受け止める。一口もらった瞬間に、「なぜミニを頼んでしまったのか、普通サイズにすればよかった」と後悔するほど、ご飯が進む味でした。

ピリケンに行ったら、ラーメンの相棒として絶対に外せない逸品です。

欲張り派の正解!小皿定食の大満足なボリューム

いろいろな種類を少しずつ食べたい、そんな願いを叶えてくれるのが小皿定食です。しかし、名前に騙されてはいけません。出てくるのは小皿の枠を超えた、圧倒的なボリュームのセットです。

小皿定食の豪華ラインナップは以下の通り。

  • ミニピリケンラーメン
  • ミニチャーハン
  • 鶏の唐揚げ
  • 春巻き(1本)
  • 餃子(3個)
  • 胡麻団子(1個)
  • 杏仁豆腐(ミニではない)

まさに、ピリケンの人気メニューをオールスター形式で集めたような内容

ラーメンの麺もしっかり入っており、チャーハンと合わせれば炭水化物祭りです。さらに揚げ物3種にデザート2種。最高のラインナップと言っても過言ではありません!

どれも手を抜かないクオリティ。運ばれてきた瞬間に「食べきれるかな?」と嬉しい悲鳴を上げること間違いなし!

訪れる前に知っておきたいポイント

ピリケンラーメンをしっかり楽しむために、覚えておきたいことがいくつかあります。

  • 基本はボリューミー
  • 季節限定のメニューは見逃せない
  • 路面店はない

訪れる前に知っておきたいのが、ピリケンは路面店がないという点です。福井を代表するショッピングセンター「ベル」や「エルパ」内にあり、買い物ついでに寄るのが福井流。

季節ごとに限定メニューがあり、どれもおいしそうなラインナップでした。今回は定番メニューをいただきましたが、次回以降は限定メニューにも挑戦したいものです。

メニューはどれもボリューム満点なので空腹で行くのが正解ですよ!

福井の日常を味わう一杯

ピリケンラーメンは、決して高級な中華料理ではありません。しかし、買い物帰りの家族の笑顔や、学生時代の放課後の思い出が詰まった、福井県民にとってかけがえのない場所です。

今回食べた激辛四川ラーメンの刺激も、とりから丼の背徳的な美味しさも、すべてが「また明日から頑張ろう」と思わせてくれる活力になります。

福井を訪れた際、あるいは週末のお出かけに迷った際は、ぜひショッピングセンターの中にある「ピリケン」を訪れてみてくださいね

店舗情報 エルパ
ベル
ワッセ
定休日 各ショッピングセンターに準ずる
営業時間 各ショッピングセンターに準ずる
(ワッセのみ11:00~21:00)
公式サイト https://ramen.pilliken.jp/