札幌の名店「アジャンタ総本家」で40年の歴史を持つ薬膳スープカレーを味わう
「元祖」という言葉に惹かれ早数年…。
スープカレー好きなら必ず行っておくべきと言っても過言ではない札幌のスープカレーの元祖、【薬膳カリィ本舗 アジャンタ総本家】にようやく足を運ぶことができました!
ずっと行きたかったのですが、地下鉄の駅から少し距離があって腰が上がらずにいたところ…最近ペーパードライバーを卒業したことでようやく車でのアクセスが現実的になり、念願の初訪問を果たしました(笑)。
そこで今回は、ようやく希望叶って訪れることのできた「アジャンタ総本家」を写真付きでレビューしてみたいと思います!
アジャンタ総本家の基本情報
アジャンタ総本家は、1974年創業の「スープカレーの元祖」とも言われる老舗中の老舗です。
駐車場が10台分あるので、車でのアクセスがいちばん楽です。
まだペーパードライバーを卒業してから間もない私でも楽々停めることができるような駐車場なので、あまり技術に自信のない方も安心してください(笑)
公共交通機関の場合は地下鉄東豊線・元町駅から徒歩10分ほどです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 店名 | 薬膳カリィ本舗 アジャンタ総本家 |
| 住所 | 札幌市東区北23条東20丁目2-18 |
| アクセス | 地下鉄東豊線「元町」駅 徒歩約10分 |
| 電話番号 | 011-784-8910 |
| 営業時間 | 11:00〜15:00/17:00〜(いずれもスープ品切れまで) |
| 定休日 | 月曜日 |
| 駐車場 | あり(10台) |
※午後3時〜5時は仕込みのため休憩時間。スープが品切れ次第終了するので、訪問前に公式サイトで確認するのが安心です。
【豆知識】「アジャンタ」は札幌に3店舗ある
グーグルマップで「アジャンタ」と検索すると、3つのお店がヒットしますがそれぞれ別経営なので、訪問の際はご注意を。
もともと1971年に創業した「アジャンタ」は一軒の喫茶店でしたが、2001年にスープカレー店も出店し、2系統に分かれました。
「アジャンタ」の屋号を引き継いだのが現在の「アジャンタインドカリ店」(南29条西10丁目・川沿にも店舗あり)。
一方、別の場所でも新たに「薬膳カリィ本舗 アジャンタ総本家」(この記事のお店)を開業しました。
現在はお弟子さんが味を守り続けています。
アジャンタ総本家のルーツ
喫茶店時代を経て、アジャンタ総本家が創業したのは1974年。
今から50年以上前の話で、そのときはまだ「スープカレー」という言葉も概念もありませんでした。
創業者の辰尻宗男さんがこのスープを作り始めたきっかけは、商売のためではなく「体調の悪い父親と自分の健康を守りたい」という個人的な動機からだったそうです。
漢方・スパイス・薬草の効用を調べながら、自分自身を実験台にして試行錯誤を繰り返し、長年かけて完成させたスープ。
最初は家族だけで味わっていたものでしたが、喫茶店に漂う香りに誘われた常連客にも提供するようになり、具材が加わって現在の形に近づいていきました。
辰尻さんがインド旅行中に現地の人々と交流を深めた場所に由来しています。
店内にはインドの医術の神・ガネーシャ神の飾りがそこかしこに置かれていて、原点となる想いが今もちゃんと守られている感じがします。
アジャンタ総本家のカレーを食べてみた!
さて、前説が長くなってしまいましたが、「食べてみたい」と思ってから数年越しにようやくアジャンタ総本家を訪れることができた私。
ここからは、初めてこちらのお店のカレーを食べたときの感想やメニューなどさらに詳しい内容を紹介していきたいと思います。
アジャンタのスープカレーは辛さの選択肢がない!
私がアジャンタ総本家を訪れたのは2026年の9月、平日のランチタイムのことでした。
混雑する時間ということもあり駐車場の空きが心配でしたが、いざ行ってみると…セーフ!
2か所だけ空きがあったので迷わず車を停め、そのまままっすぐ店内へ…見た目以上に広々とした店内で、駐車場はほぼ満車ではありましたが席にはまだ余裕がありました。
「カウンターのお好きなお席へどうぞ!」
と感じの良いお姉さんにいざなわれ、一番端の席に座りメニューを見てまずびっくり。
…辛さを選ぶ欄がない!
動揺しているとスタッフの女性がそばに来て、「当店へのご来店は初めてですか?」からスタートし丁寧にオーダー方法を説明してくれました。
こちらのお店はQRコードからのモバイルオーダー制となっているとのこと。
メニューとおすすめ
ここでアジャンタ総本家のメニューをご紹介します。
一番人気は「とりかりぃ」、骨付きチキンもも肉がメインの定番。
迷って迷って迷って迷いまくった結果…私が食べたのは「らむかりぃ」です。
数量限定、に弱いんですよね…(笑)
さらに、スープカレーの野菜の具材の中で個人的No.1のナス、そして辛党としてもちろんスペシャルスパイスを追加!
あとは店内の様子を眺めながらカレーが運ばれてくるのを待つだけです…。
▲私の目の前にあったティッシュのケースがあまりに個性的で思わず写真を一枚
実際に食べてみた感想
そこまで待ち時間もなく、比較的スムーズに私の前に待ちに待ったらむかりぃが運ばれてきました!
ナスをトッピングしたということもあるかもしれませんが…なかなかのボリュームです!
ちなみに写真上部に映っているのが、各卓に常備されているマサラですね。
アジャンタ総本家のスープには、30種のスパイスと15種の漢方薬を合わせた45種類の素材が使われています。
漢方薬としても使われる朝鮮人参・クコノミ・シナモン・トチュウなど。
添加物・化学調味料は一切使用なし。
早速一口飲んだ瞬間…「あ、他のスープカレーと全然違う」と思いました。
「辛い」より先に、スパイスの複雑な香りが来るのですが、どことなく甘みも感じます。
そのあとからじわじわと体の奥が温まってくるような感覚がきて、そこまで辛味はないはずなのに全身から発汗!!
薬膳として作られているんだということが、理屈じゃなく体でわかる気がしましたね。
食べたい、でも食べ終わるのがもったいない、でもスプーンが止まらない…と一人葛藤しているうちにあっという間にお皿は空っぽ。
こんなに食べたら食後結構つらいのでは…と一瞬思ったのですがこれは杞憂に終わりました。
なぜなら…かなりのボリュームを食したはずなのに、食後いっさい胃がもたれないんです。
スープカレーを食べた後の感想としてはかなり特殊なのではないでしょうか(笑)
まとめ:不思議な爽快感を味わえるアジャンタ総本家のカレーは必食!
アジャンタ総本家は、正直なところアクセスが良いわけではないのですが…。
スープカレーが好きな方は必ず1度は味わってみる価値があると思います。
辛さの設定がなく自分で卓上のマサラを使い、好みの味を見つける。
薬膳の複雑な香りと、汗が噴き出るのに同時に感じる爽快感、そして非常にボリューミーなのにもかかわらず全く胃にもたれない不思議体験…。
ぜひこの元祖の薬膳スープを体験してみてください、きっと実際に食べてみると私が今回お伝えした「なにそれ?」と思われてしまうであろう感覚がお判りいただけると思います!(笑)
ライター:遠藤葉月


