デザインの経験がなくても、Midjourneyを使えば自分の世界観をそのまま形にできる時代になりました。
副業として取り入れる人が増えているのは、特別なスキルを求められず、それでいて“売れる作品づくり”につながるからです。
ここでは、デザイン販売や素材ストックを通じてどのように収益を生み出せるのか、その流れを初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
デザイン制作で収益化する方法
デザイン制作は、Tシャツデザインやアイコン、ロゴ風ビジュアルなど“完成した見た目がそのまま商品”になる分野です。
視覚的にわかりやすい商品が多く、SNSでの発信とも相性が良いのが特徴です。
デザイン制作の流れ
まずテーマを決めることが大切です。
「動物をモチーフにしたゆるいイラスト」「ポップな英字デザイン」「北欧系の落ち着いた色合い」など、方向性を設定することで作品の一貫性が生まれます。
Midjourneyで複数パターンを生成し、気に入った案を高画質化したあとにCanvaなどで微修正を加えると、販売物としての仕上がりが整います。
需要の高いカテゴリ
デザイン販売は、テーマ選びによって売れやすさが大きく変わります。
- Tシャツ・ステッカー向けのシンプルデザイン
- SNSアイコン向けのキャラクター系
- 文字と組み合わせたロゴ調のビジュアル
- 海外で人気の抽象アート
とくに「SNSアイコン」「抽象アート」は継続的な需要があります。
販売先の選び方
デザインが完成したあとは、どこで販売するかを決めることが大切です。販売場所によって購入者の層や売れ方が変わるため、目的に合わせた選び方が必要になります。
よく使われる販売先は次のようなサービスです。
- SUZURI・BASE・STORES
Tシャツやステッカーなどのグッズ販売に向いており、印刷や発送を代行してくれるため初心者でも始めやすいです。 - BOOTH
デジタル商品が販売しやすく、オリジナルデザインのデータ販売にも向いています。 - Canvaのマーケット / Etsy
海外ユーザー向けに販売したい場合は魅力的で、デザインテンプレートやアート作品がよく利用されます。 - Instagram・X経由の直接販売
SNSで作品を発信しながら、DMや外部リンクで販売ページに誘導するやり方も自然で効果的です。
販売先は1つに絞る必要はなく、「TシャツはSUZURI、デジタルデザインはBOOTH」
といったように、ジャンルごとに使い分けると無理なく広げていけます。
画像販売で収益化する方法(素材ストック)
デザイン制作と違い、画像販売(素材ストック)は“背景・テクスチャ・パーツなどを素材として登録し、ダウンロードされるたび収益が入る仕組み”です。
作品を量産しやすく、更新の負担も少ないため、コツコツ積み上げたい人に向いています。
代表的な販売プラットフォーム
ストックサイトにはそれぞれ特徴があります。
- PIXTA:日本語で使いやすく国内の利用者が多い
- Adobe Stock:審査はやや厳しめだが単価が高め
- Shutterstock:海外ユーザーが多く閲覧数が伸びやすい
- Canva素材販売:SNS用のラフな素材が売れやすく初心者向け
同じ素材でも販売先によって売れ方が変わるため、複数サイトへ登録する人も増えています。
SNS販売や個人ECとの相性
画像セットをBOOTHやBASEで販売する方法も効果的です。
Instagramで制作過程を紹介し、気に入った人を販売ページに誘導する流れは、素材販売との相性がとても良く、まとめ売りも自然に受け入れられます。
価格設定の考え方
ストック販売の場合は、1点あたりの価格は大きくありません。
そのため、セット販売やシリーズ化で価値を高めていくと、売れやすさと収益の両方が安定します。
ニーズをつかむためのリサーチ方法を深掘りする
Midjourney副業では、どれだけ良い作品を作っても「需要がなければ売れない」ため、リサーチは非常に重要な工程です。
ストックサイトの売れ筋を分析する
PIXTAやAdobe Stockなどには、“人気素材”や“トレンド”のページがあります。
これらを定期的に眺めることで、今どんなテイストが求められているのか把握できます。
たとえば、以下のポイントを見るのが効果的です。
- ダウンロード数が伸びている素材の共通点
- 色味・構図・テーマの傾向
- 海外と国内で人気に差があるジャンル
長期的に売れているタイプほど、安定して需要が続く傾向があります。
SNSトレンドからテーマを拾う
InstagramやPinterestでは、流行りのデザインが視覚的に確認しやすく、Midjourney用のテーマ出しに最適です。
投稿に使われているデザインの傾向を見ると、次の制作のヒントが得られます。
ECサイトから海外需要を探る
海外EC(Etsy、Redbubble など)は、Midjourney系デザインが特に活発な市場です。
Etsyでリサーチする際は、検索バーでテーマを入力し、表示された商品のなかから人気の作品の傾向を読み取る方法が効果的です。
とくに下記のポイントを確認すると、需要が見つかりやすくなります。
- レビュー数が多い商品(安定して売れている証拠)
- 「今人気の商品」タグが付いている商品
- 検索画面の上位に並ぶデザインの共通点
- 色使い、構図、用途(Tシャツ・壁面アートなど)の傾向
このように、特定のランキング項目を見るのではなく、検索結果から“選ばれている作品の特徴”を拾い上げるほうが、今の市場感をつかみやすいです。
競合との差別化をチェックする
同じテーマでも、色の使い方や構図、キャラクターの表情を少し変えるだけで、作品の雰囲気は大きく変わります。
競合をチェックするときは、まねをするのではなく、自分のデザインをより良くするためのヒントを集める気持ちで見ることが大切です。
とくに意識したいのは「どこに自分らしさを足せるか」という視点です。
たとえば動物イラストが人気なら、角度を少し変えたり、季節の要素を加えたり、色合いを思いきって変えるなど、ほんの小さな工夫が差別化につながります。
Midjourneyはプロンプトの調整が簡単なので、光の雰囲気や質感、表情の柔らかさなど、自分が思う“ちょうどいい感じ”に寄せることができます。
こうした小さな調整を続けることで、作品に自然と個性が生まれ、検索画面でも目に留まりやすくなります。
結果として「少しだけ違う魅力」が出ることが、購入者に選ばれる大きな理由になっていきます。
まとめ|Midjourney副業であなたらしさを
Midjourney副業は、デザイン制作と画像販売のどちらも始めやすく、それぞれに違った魅力があります。
自分の得意なテーマを決め、少しずつ作品を積み重ねることで、自然と“あなたらしい世界観”が育っていきます。そこに継続が加われば、収益化は決して難しいものではありません。



