Midjourneyを仕事で使っていると、「ちゃんと経費で落としたいけど、領収書どこ?」となります。
結論からお伝えすると、Midjourneyの領収書(Invoice)は、公式Webサイトの「Manage Subscription」からいつでもダウンロードできて、過去分も含めて何度でも取得できます。
この記事では、発行場所・具体的な手順・経理でチェックすべきポイントまで、フリーランスや法人担当の方でも迷わないようにやわらかく整理します。
Midjourneyの領収書はどこから発行できる?基本仕様の整理
支払い・請求情報は、Web版Midjourneyで一元管理されています。
Discord版には課金情報の画面がないため、そこから領収書画面に直接飛ぶことはできません。
領収書は海外サービスらしく 「Invoice(請求書兼領収書)」という位置づけで、日本でも通常は経費の証拠書類として利用できます。
Webの請求画面からは、支払いが続いている限り過去分を含め何度でもInvoiceを表示・ダウンロードできます。
「領収書が欲しい=まずはWeb版にログイン」と覚えておけばOKです。
Midjourneyで領収書(Invoice)を発行する手順
① Midjourney公式サイト(midjourney.com)を開き、支払いに使っているアカウントでログインする。
② 画面左下(PC)または右下/左下メニュー(スマホ)からアカウントメニューを開き、「Manage Subscription」を選択する。
③ 「Billing & Payment」セクションの「View Invoices」ボタンをクリックし、請求履歴の一覧画面を開く
④ 経費に計上したい月(または請求日)の行を選ぶと、詳細ポップアップが開く
⑤ 「Download invoice」や「領収書をダウンロード」ボタンからPDFを保存する
ダウンロードしたPDFは、あとから探しやすいように、「mj_領収書_2025年度11月分.pdf」のようにファイル名のルールを決めておくと管理がかなりラクになります。
Midjourneyの領収書に記載される情報と、経費精算でチェックすべき項目
Invoiceに何が書いてあって、どこを見ればいいのかも整理しておきましょう。
Invoiceに載っている主な情報
支払日・請求金額・通貨(通常はUSD)・プラン名・請求先名義(名前/会社名)・住所・支払い方法(カード種別など)がまとまって記載されています。
海外サービスならではの表記に注意
Midjourneyは海外サービスのため、住所や社名は英語表記になります。
日本向けの消費税が発生している場合は「JCT(Japanese Consumption Tax)」というコードが入ることもあります。
契約者と利用者が違う場合のチェック
契約者(支払者)と実際の利用者が異なるケース(親会社名義、個人カード立て替えなど)のときは、その処理方法が会社や税理士の方針と合っているか、事前に確認しておきましょう。
金額とカード明細のズレを確認する
銀行口座やクレジットカード明細に載っている引き落とし額と、Invoiceの請求金額(為替レートによる差を含む)が大きく違っていないかをチェックします。
英語の領収書を日本で使うときのポイント
Invoiceが英語表記でも、日付・金額・取引先・内容が読み取れれば、日本の経理・確定申告で証拠書類として使えるのが一般的です。
気になる場合は、簡単な日本語メモを添えたり、税理士・経理に一言相談しておくとより安心です。
プラン別の注意点|月額・年額・個人/チームで変わる表示の違い
Invoiceの出方
- 月額プラン:毎月ごとに1枚ずつInvoiceが発行される
- 年額プラン:1年分をまとめて一括請求するため、請求書は原則1枚のみ
プラン変更をした月の請求書の見え方
プラン変更(アップグレード/ダウングレード)を行った月は、差額調整や日割り計算が入ることがあります。
その結果、「通常月と金額の並びが違う」「行が少し多い」といった表示になることがあります。
個人利用とチーム/法人アカウントで変わる名義
個人利用とチーム/法人アカウントでは、Invoiceの「請求先名義」に表示される名前・住所が異なります。
会社名や屋号を載せておきたい場合は、事前にStripe側の支払い情報で、登録しておくと、今後発行されるInvoiceに反映されます。
経費の締め日と請求日がズレるときの考え方
経費精算の締め日と請求日(引き落とし日)がズレる場合、「どちらの月の経費として扱うか」は会社や税理士の方針によって異なります。
迷ったときは、社内ルールや顧問税理士の指示に従うのが安心です。
請求先情報は早めに整えておくと安心
請求先名義・住所・VAT/Tax IDなどの情報は、Stripeの支払い情報を編集することで、今後発行されるInvoiceに反映されます。
すでに発行済みの過去分は基本的に修正できないため、開業したての方や法人化したばかりの方は、早めに情報を整えておくと安心です。
よくある質問
- 英語の領収書しかないが問題ない?
A. 日付・金額・取引先・内容が判読できれば、一般的には証拠書類として利用できます。
不安なら、ざっくりした日本語訳をメモに添付しておくと丁寧です。 - 過去分を取り忘れた場合は?
A. 「View Invoices」画面から過去の履歴にさかのぼって、必要な月を選べばPDFを再ダウンロード可能です。 - 個人名義のカードで払ったが会社経費にしてよい?
A. 会社によってルールが違うため、「個人立て替え→精算して会社負担」にしてよいか、必ず経理や税理士に確認しましょう。 - 複数サービスを同じカードで払っているときの仕訳のコツは?
A. カード明細1行に複数サービスが混ざる場合でも、それぞれのInvoiceに基づいて サービスごとに経費を分けて記録しておくと後々の確認がスムーズです。
まとめ|「どこから」「何を見るか」だけ押さえよう
最後にポイントだけおさらいします。
・領収書(Invoice)は Web版Midjourneyの「Manage Subscription > View Invoices」から発行
・PDF形式で何度でもダウンロードでき、過去分にもさかのぼれる
・支払日・金額・通貨・プラン名・請求先名義・JCTなどをチェック
・月額/年額、プラン変更の有無で金額の見え方が変わるので注意
・勘定科目は「通信費」「ソフトウェア利用料」などが一例だが、最終判断は税理士・経理に確認
まずは一度、実際にWeb版にログインして、1か月分だけでもInvoiceをダウンロードしてみてください。



