BASEの手数料を初心者向けに解説|手数料の種類・計算方法・注意点
BASEでネットショップを始めるときに、最初につまずきやすいのが「手数料で実際の手取りがいくらになるのか分からない」という点です。
BASEは初期費用・月額費用0円で始められる一方、売れたときに各種手数料が差し引かれます。
さらに、注文から入金までのどのタイミングで何が引かれるのかを把握していないと、「売上があるのに入金が少ない」と感じやすくなります。
この記事では、BASEの手数料(BASEの手数料)の内訳、差し引かれるタイミング、計算方法、そして初心者が損しやすい注意点を、順番に整理して解説します。
なお、手数料は改定される可能性があるため、最終確認は公式の料金ページ・ヘルプを参照してください。
BASEの手数料は「内訳」と「差し引かれるタイミング」で把握する
BASEの手数料を理解するコツは、細かい数字を丸暗記することではなく、次の2点で整理することです。
内訳:販売(注文)にひもづく手数料/入金(振込)時にかかる費用/必要に応じたオプション費用
差し引かれるタイミング:注文時点で自動的に引かれるもの/入金申請時に引かれるもの
初心者の方が特に誤解しやすいのは、「売上=手取り」ではない点です。
BASEの管理画面では売上が立っているように見えても、決済関連の手数料や、入金申請時の振込手数料などが差し引かれ、最終的な入金額は小さくなります。
また、BASEにはプランがあり、スタンダードプランとグロースプランで料率が異なります。
月額0円で始めたいのか、月額費用を払ってでも決済手数料を下げたいのかで、考え方も変わってきます。
BASEの手数料の種類(何が発生するかを分解)
BASEで発生しうる費用は、大きく4つに分けると分かりやすいです。
1.販売(注文)にひもづく手数料(主にスタンダード)
スタンダードプランの場合、注文が入るとサービス利用料が発生します(例:3%)。
一方、グロースプランはサービス利用料が0円で、代わりに月額費用がかかります。
2.決済にひもづく手数料(どのプランでも発生)
注文の合計金額(送料を含む)に対して、決済手数料がかかります。
スタンダードプランは「3.6%+40円」、グロースプランは「2.9%」が基本です。
また、Amazon Pay/PayPalの場合はシステム手数料相当の加算があり、料率が上がる点も押さえておきたいところです。
3.入金(振込)にひもづく費用
売上金を口座に移す「振込申請」のたびに、振込手数料(250円)と、条件によっては事務手数料(2万円未満は500円)がかかります。
さらに「お急ぎ振込」「最速振込」を使うと、申請金額に対して追加の料率手数料が発生します。
4.オプション・追加機能で発生する費用(該当者のみ)
BASEは拡張用のAppなどを利用でき、ものによっては有料のものもあります。
ここはショップの運用方針次第で、必要な人だけがコストを負担する領域です(導入前に各機能の料金表示を確認すると安心です)。
手数料が引かれるタイミング(注文〜入金までの流れ)
初心者の方は「どこで引かれているか」を時系列でつかむと、数字が腑に落ちやすくなります。
注文確定〜決済完了で発生するもの
注文が成立すると、注文合計(送料を含む)に対して決済手数料が計算されます。
スタンダードプランでは、ここにサービス利用料も加わるイメージです。
売上として計上されるときの見え方(管理画面の確認観点)
BASEでは、ステータス変更などの運用フローに沿って売上の表示が動きます。
たとえばBASE負担クーポンの場合、注文詳細で割引が見えていても、発送後にステータスを「対応済み」にすると割引分が差し戻され、売上残高に反映される仕組みが案内されています。
入金申請〜入金時に差し引かれるもの
口座への振込は、振込申請のタイミングで「振込手数料」「事務手数料(条件あり)」が差し引かれます。
つまり、決済関連の手数料で一度目に減り、振込申請でもう一度減るという二段階で考えると分かりやすいです。
返品・返金が絡むときの扱い(注意喚起)
購入者への返金が必要になった場合でも、決済が発生している以上、BASE側で徴収した手数料が返金されないケースがある旨が明記されています。
返品・返金は「想定外のコスト」になりやすいので、あらかじめ意識しておくと安心です。
手数料の計算方法(初心者向けの考え方と式)
ここでは「計算方法」を、できるだけシンプルに整理します。
ポイントは“送料を含む注文合計”が基準になりやすいことです。
計算に使う項目(商品代/送料/割引の扱い)
- 基本は 注文合計金額(商品代+送料)
- スタンダード:注文合計 ×(決済手数料)+40円 + 注文合計 ×(サービス利用料)
- グロース:注文合計 ×(決済手数料)+(月額費用)
クーポンなど割引が絡む場合でも、仕様によって売上への反映タイミングが変わることがあります。
手数料計算では小数点以下の扱い(四捨五入など)が関係する場合があるため、細かな差が出たときは管理画面の表示を優先して確認すると安心です。
手取りの概算手順(入力→差し引き→粗利確認)
- 注文合計(商品代+送料)を出す
- 決済手数料(+固定40円がある場合)を引く
- スタンダードならサービス利用料も引く
- ここで出た金額が、まず「売上として残りやすい金額」
- 最後に、振込申請時に振込手数料・事務手数料が引かれて入金額になる
利益が残りにくいケース(低単価・薄利・高送料など)
手数料は「率」で見ると小さく感じても、固定の40円(スタンダード)や振込申請の固定費が効いてきます。
特に、低単価の商品を少量ずつ購入されると、1注文あたりの固定コストが重くなりがちです。
手数料を抑える・コントロールする実務ポイント
最後に、手数料を「ゼロにする」よりも、コントロールして利益を残すための現実的な工夫をまとめます。
価格・送料設計(送料無料条件/同梱/セット販売)
送料込みの注文合計に対して手数料が計算されやすいため、同梱やセット販売で客単価を上げると、固定費(固定額の手数料や振込手数料)の負担が相対的に軽くなります。
送料無料ラインを設けるなら、利益が残る水準を先に計算してから設定すると安心です。
値引きやクーポン運用のルール化
クーポンは集客に有効ですが、頻繁に使うと粗利が削られやすくなります。
配布頻度・対象商品・上限金額を決めて、利益が残る範囲で運用するのがおすすめです。
利益確認のルーティン(商品別の粗利チェック)
「売れた」だけで満足せず、週1回でも良いので、商品別に
販売価格 −(原価+発送関連費+手数料)
を見直す習慣を作ると、赤字商品を早めに見つけられます。
他サービス比較の軸(手数料“率”以外も含める)
BASEでも、プランによって費用構造が大きく変わります。
他社と比較するときは、手数料率だけでなく、固定費(月額)、振込手数料、必要な拡張機能の有料/無料など、合計コストで見るのがおすすめです。
まとめ
BASEの手数料は、「内訳」と「差し引かれるタイミング」で整理すると理解が早くなります。
スタンダードプランは「売れたときに都度コストが発生」、グロースプランは「月額費用と引き換えに料率を下げる」設計です。
さらに、入金申請時には振込手数料・事務手数料がかかるため、手取りは二段階で目減りすると捉えると、資金繰りの見通しが立てやすくなります。
手数料は改定される可能性があるため、最終的には公式の料金ページとヘルプで最新情報を確認しつつ、価格・送料設計や粗利チェックの習慣で、無理なく利益を残す運用に整えていくのがおすすめです。


