BASEとminne比較ガイド|目的別にわかるおすすめの選び方
ハンドメイド作品や小規模物販をオンラインで売るとき、BASEとminneは「似ているようで前提が違う」サービスです。
ざっくり言うと、BASEは自分のネットショップ(自社導線)を育てる道、minneは大きなマーケットに出店して見つけてもらう(集客依存)道です。
この記事では、費用・手数料/集客/自由度・ルールの3軸で比較し、目的別に迷いなく選べるように整理します。
目的別のおすすめはこれ(最短判断)
すぐ決まる判断軸(「集客依存」か「自社導線」か)
BASE向き:ショップ(自社ページ)を作り、SNS・SEO・リピート導線を自分で設計する前提。育つと強い一方、立ち上げ直後は集客を頑張る必要があります。
BASEはスタンダード/グロースの料金設計もこの前提に沿っています。
minne向き:マーケットに出店して、検索や回遊で“見つけてもらう”前提。
最初の0→1を作りやすい一方、競合も多いです。
目的別おすすめ(初心者/作品数が多い/SNS集客前提/リピート重視)
- 初心者でまず1件売りたい:minne(マーケットの導線に乗せやすい)
- 作品単位で幅広く見つけてもらいたい/検索からの流入も取りたい:minne(マーケット内露出を活かす)
- 作品数が多く、一覧や導線を整えて伸ばしたい:BASE(カテゴリ設計や回遊の作り込みがしやすい)
- SNS集客前提(Instagram・X・YouTubeなど):BASE(“投稿→自分の店”が自然)
- リピート重視(再購入・ファン化):BASE(顧客体験をショップ側で統一しやすい)
迷う人向け:併用・段階移行の考え方
迷う場合は、minneで0→1(初速)、売れ筋が見えたらBASEでリピート導線を強化するのが現実的です。
さらにBASEでは、Webショップ注文と「Pay IDアプリ」経由注文で手数料体系が分かれるため、露出の取り方も設計できます(販売経路ごとの手数料で二重請求ではありません)。
BASEとminneの違い(仕組みの前提)
「自社ショップ構築」vs「マーケット出店」の違い
BASEは“自分の店”を持つサービスで、ショップ名や世界観を軸に育てていきます。
minneは“巨大な商店街”の一区画に出店するイメージで、検索・ランキング・回遊の流れが最初から用意されています(ただし競合も同じ土俵にいます)。
できること/任せられることの差
BASEはショップ運営の自由度が高い反面、見せ方・導線・販促の“設計”が必要になります。
minneは購入〜決済の流れがマーケット側にまとまっていて、運用は比較的シンプルです(販売手数料も注文ごとに自動で差し引かれます)。
ブランディング(世界観)の作りやすさ
世界観を丁寧に出したい人はBASEが向きます。
独自のショップ体験として積み上げやすく、リピート時も「いつものお店」に戻ってきてもらいやすいです。
一方minneは作品単位で比較されやすく、ショップ全体の世界観は作れますが、購入者の視線が作品一覧に寄りやすい点は理解しておくと迷いません。
費用・手数料の違い(利益の残り方)
BASEの料金プランの考え方(スタンダード/グロース)
BASEの料金設計は、ざっくり言うと「固定費を抑えて始める」か「月額を払って販売時の負担を軽くする」かの選択です。
| プラン | 初期費用 | 月額費用 | 販売時の費用感 | 目安(向いている人) |
| スタンダード | 0円 | 0円 | 売れた分だけ手数料が発生 | まずは低リスクで始めたい人向け |
| グロース | 0円 | あり | スタンダードより手数料負担が軽い設計 | 売上が伸びてきて、手数料を抑えたい人向け |
BASEのPay IDアプリ経由注文の扱い(手数料の別建て)
注意点はここで、Pay IDアプリ経由の注文はスタンダード/グロースと別の手数料が適用されます。
Pay IDアプリ経由は「決済手数料3.6%+40円+サービス利用料5.9%」がかかります(掲載自体の費用は0円、二重請求ではありません)。
minneの販売手数料の考え方(通常/minne PLUSの優遇)
minneは「出店型マーケット」なので、販売のたびに販売手数料が発生し、売上入金時に差し引かれる考え方です。
通常の考え方は以下の通りです。
- 注文ごとに販売手数料がかかります
- 対象は「作品価格」だけでなく、購入オプションや送料を含めた範囲で計算される点がポイントです
- 振込時には、別途で振込手数料が発生します
minne PLUSの考え方
- プランに応じて販売手数料が優遇されます
- 一定以上の販売や運用を見込む場合、通常より利益が残りやすくなる可能性があります
集客・売れやすさの違い(最初に売る/伸ばす)
BASE:SNS・SEO・リピート導線を自分で作る前提
BASEは「ショップに来てもらう理由」を自分で作る必要があります。
だからこそ、SNSの投稿からショップへ流す、購入後に再訪してもらうなど、自社導線がハマると伸びが大きいです。
料金設計も“売れるまでは無料/売れたら手数料”を明確にしています。
また、商品点数が多い人ほど、ショップ全体の見せ方を自分で決められるBASEが管理しやすく感じやすいです。
minne:マーケット内での露出・競合の前提
minneはマーケット内で見つけてもらえる反面、同ジャンルの作品が並びます。
写真・価格帯・説明文の比較が起きやすいので、「検索結果で目に止まる1枚目」とタイトル(キーワード)が売上に直結しやすいです。
自由度・制約の違い(出品範囲/ルール)
minneの「販売できないもの」「申請が必要なケース」
minneは出店型のぶん、禁止商材やルールが明確です。
例として、危険物、アダルトに該当するもの、金券類、指定外の食品などは販売できない制限があります。
食品は販売申請が必要なケースも案内されています。
自由度(ショップ表現・外部施策)の差
BASEは自社ショップとして表現の幅が広く、外部施策(SNSやコンテンツ発信など)と組み合わせやすいです。
反対にminneはマーケット全体の体験を守るための制約があり、ルールに沿った運用が前提になります。
おすすめの選び方チェックリスト(YES/NOで決まるチェック項目)
まとめ
BASEとminneは向いている前提が違うため、「どちらが正解」というより「目的に合うほうを選ぶ」が結論です。
まずは、マーケット内で見つけてもらいながら早めに販売実績を作りたいならminne、自分のショップを育ててSNSやリピート導線で伸ばしたいならBASEが選びやすいです。
迷う場合は、minneで反応のよい商品や価格帯をつかみつつ、BASEでリピーター向けの導線を整えるなど、併用や段階移行で負担を分散する方法もあります。


