Final Cut ProやLogic Proを「いつか使ってみたい」と思いつつ、導入コストや用途の幅で迷う方は多いはずです。

Appleが発表したApple Creator Studioは、動画・音楽・画像編集のプロ向けアプリ群に加えて、Keynote/Pages/Numbers/フリーボードの“仕事効率化アプリ”側の有料機能もまとめて使えるサブスクリプションです。

料金、含まれる内容、向き不向きを整理して、加入判断がしやすい形で解説します。

Apple Creator Studioとは

Apple Creator Studioとは

何のサブスクか(“プロ向け制作アプリの束ね”+仕事効率化アプリの有料機能)

Apple Creator Studioは、Final Cut Pro/Logic Pro/Pixelmator Proを中心に、制作現場で使われるアプリ群を“ひとまとめ”で使えるサブスクサービスです。

加えて、iWork(Keynote/Pages/Numbers)とフリーボードは無料アプリのまま使い続けつつ、Creator Studio加入者はプレミアムテンプレートやロイヤリティフリー素材、インテリジェンス機能などの有料領域にアクセスできます。

動画・音楽・画像だけでなく、資料づくりや素材管理まで一気通貫で整えたい人向けの設計です。

提供開始日

日本では2026年1月29日(木)からApp Storeで提供開始と案内されています。

海外(米国など)の発表では1月28日開始表記のため、情報を見比べると1日ずれて見える点は押さえておくと混乱しにくいです。 

単体購入との関係(Macは買い切りも残る)

重要なのは、Creator Studioが始まってもMac向けの買い切り版が残ることです。

すでにFinal Cut Proなどを購入済みの方は、基本的にこれまで通り使い続けられます。

今後は「毎月払って常に最新を横断的に使う」か、「必要なアプリだけ買い切りで持つ」かを、用途と頻度で選べる形になります。

料金プラン(通常・年額・学割)と無料トライアル

Apple Creator Studioとは?料金プラン(通常・年額・学割)と無料トライアル

月額/年額(日本の価格)

日本の通常プランは月額1,780円年額17,800円です。

月額で試して合うと感じたら、年額へ切り替えてコストを整える、という使い方も現実的です。

学生・教職員の料金(学割)

大学生と教職員向けには、月額480円/年額4,800円の学割プランが用意されています。

学習・研究・制作の入口としてはかなり始めやすい価格帯なので、授業やポートフォリオ制作で触れる方ほど相性が良いです。

無料トライアルの扱い(期間・注意点の触り)

新規加入者は1か月の無料トライアルを利用できます。

試用中に解約すれば請求が発生しない一方、期間を過ぎると自動で課金が始まるのが一般的なので、加入直後に更新日を確認しておくと安心です。

含まれる内容(収録アプリと“仕事効率化アプリ”の範囲)

Apple Creator Studioとは?含まれる内容(収録アプリと“仕事効率化アプリ”の範囲)

収録アプリ(動画/音楽/画像)

Creator Studioに含まれる制作アプリは、Final Cut Pro(動画編集)/Logic Pro(音楽制作)/Pixelmator Pro(画像編集)が軸です。

さらにMacではMotionCompressorMainStageも利用できます。

動画の仕上げ、配信書き出し、モーショングラフィックス、ライブ向け音源運用まで、制作の“周辺作業”もまとめてカバーできるのが強みです。

iWork(Keynote/Pages/Numbers)とフリーボードの「インテリジェンス機能・プレミアムコンテンツ」

Keynote/Pages/Numbers/フリーボードは、アプリ自体は従来どおり無料で使えます。

Creator Studio加入で追加されるのは、プレミアムテンプレート高品質なロイヤリティフリー写真・グラフィックスのライブラリ、そしてインテリジェンス機能といった“上位機能”の部分です。

提案資料や台本、香盤表、サムネ素材の作成など、制作の前後工程がスムーズになりやすいです(フリーボードの一部機能は後日対応と案内されています)。

Mac/iPad/iPhoneの対応範囲(どの端末で何が使えるかの概略)

ざっくり整理すると、Final Cut Pro/Logic Pro/Pixelmator ProはMacとiPadで利用でき、Motion/Compressor/MainStageはMacのみです。

一方で、iWorkとフリーボードのプレミアム領域はiPhone/iPad/Macにまたがって提供されます。

外出先はiPadで編集、仕上げはMacで、という運用を前提にする人ほどメリットが出やすいです。

対象ユーザー(誰におすすめ?向かない人は?)

Apple Creator Studioとは?対象ユーザー(誰におすすめ?向かない人は?)

おすすめ:動画制作中心/音楽制作中心/複数用途(動画+音楽+デザイン)

動画編集が主戦場の方はFinal Cut Proに加えて、MotionやCompressorまで含まれる点が効きます。

音楽中心の方はLogic ProとMainStageをまとめられます。

さらに、動画+音楽+画像+資料まで横断する“ひとり制作”の方は、アプリを行ったり来たりする前提で元が取りやすいです。

向かない:年に数回しか触らない/単体アプリだけで完結/買い切り派(Mac)

触る頻度が少ない場合は、月額課金だと心理的にもコスト的にも負担が残りやすいです。

また「Final Cut Proだけ」「Logic Proだけ」と用途が固定なら、Macの買い切り版を購入して長く使うほうが合うケースもあります。

加入前に、年間で何本くらい編集・制作するのかを把握ししておくと判断しやすいです。

“元が取りやすい”利用パターン(軽い例示まで)

目安としては、たとえば「月に数本の動画を編集し、たまにサムネや画像補正も行い、提案資料も作る」といった使い方です。

制作と事務作業が混ざる副業・個人チームほど、アプリの“つなぎ目”の手間が減る分、費用以上の体感メリットが出やすいです。

よくある質問(FAQ)

Apple Creator Studioとは?よくある質問(FAQ)

Q. Apple Oneとの違い(混同対策)

Apple Oneは、Apple MusicやiCloud+など複数サービスを束ねた“エンタメ・クラウド寄り”のバンドルです。

一方のCreator Studioは、制作アプリとiWorkのプレミアム機能をまとめた“制作・仕事寄り”のバンドルで、目的がはっきり異なります。

Q. Final Cut/Logic/Pixelmatorは単体でも使える?(買い切り・サブスク)

はい、単体でも利用できます

特にMacでは買い切り版が引き続き提供され、すでに購入済みの方も従来どおり使えます。

Q. 日本での開始日(1/29表記)と海外(1/28表記)のズレの説明

海外の公式ページでは開始日がJanuary 28、日本のNewsroomや国内向け報道では1月29日表記です。

時差と提供開始のタイミングの違いで、同じ発表でも表記が1日ずれて見えるためです。 

まとめ

Apple Creator Studioは、Final Cut Pro/Logic Pro/Pixelmator Proを中心に、制作の周辺アプリやiWorkのプレミアム機能までまとめて使えるサブスクです。

動画・音楽・画像・資料作成を横断する人ほど相性が良く、逆に使用頻度が低い人や単体アプリで完結する人は、買い切りも含めて比較すると納得感のある選択になりやすいです。