「会議が終わった後の議事録作成、毎回30分以上かかってうんざり」——そんな悩みを抱える会社員は多いはずです。試しにAIに会議メモをそのまま渡して議事録を作ってもらったら、自分が書くより明らかにクオリティが高くて、少し悔しかった話をレポートします。使ったプロンプトも全部公開します。

💼 この記事でわかること

  • AIで議事録を作る方法・実際の手順
  • ビフォーアフター(人間が書いた議事録 vs AIが書いた議事録)
  • AIが議事録作成で特に優れている点
  • コピペで使えるAI議事録作成プロンプト集
  • AIに議事録を作らせるときの注意点
💼 AIで議事録を作る3つの方法

AIに議事録を作ってもらう方法は主に3つあります。自分の状況に合わせて選びましょう。

方法 手順 おすすめな人
① 箇条書きメモを渡す 会議中に取ったメモをそのままAIに貼り付け 会議中にメモを取っている人
② 文字起こしを渡す 録音→文字起こしツール(Whisper等)→AIに整理 録音OKの会議・オンライン会議
③ 概要だけ渡す 議題・決定事項・参加者をざっくり伝える 定例会議・フォーマットが決まっている場合
📝 実際にやってみた:ビフォーアフター
入力したメモ(実際の走り書きに近い状態)
参加者:田中・鈴木・佐藤・山本(オンライン)
日時:火曜 15時〜16時半くらい

・来期のマーケ予算について
→ 鈴木さんが前期比20%増を提案
→ 田中部長は渋ってる、理由は費用対効果が見えにくいから
→ とりあえず佐藤さんが来週金曜までにKPI案を出すことになった

・新SNSアカウントの件
→ Instagramとthread両方やるかどうか
→ 山本さん「リソース的に無理」
→ まずInstagramだけ、threadは様子見
→ 担当は山本さんになりそう(まだ正式決定じゃない)

・次回
→ 来週火曜15時 同じメンバーで

Before:自分が書いた議事録

第○回マーケティング定例会議 議事録

日時:○月○日(火)15:00〜16:30

参加者:田中、鈴木、佐藤、山本(オンライン)

■来期予算

鈴木より前期比20%増の提案があった。田中部長から費用対効果の懸念が示され、佐藤が来週金曜までにKPI案を作成することになった。

■SNSアカウント

InstagramとThreadsの両方を運営するか検討。リソース不足からInstagramのみ先行することになった。担当は山本の予定。

■次回:来週火曜15時、同メンバー

After:AIが書いた議事録

マーケティング定例会議 議事録

日時:○月○日(火)15:00〜16:30

参加者:田中(部長)、鈴木、佐藤、山本(オンライン参加)

■ 議題1:来期マーケティング予算について

【討議内容】

・鈴木より前期比20%増の予算案が提案された

・田中部長より「費用対効果が定量的に見えにくい」との懸念が示された

・KPIを明確にした上で再検討することで合意

【決定事項】

✅ 佐藤が来期KPI案を作成し、来週金曜日までに共有する

■ 議題2:新規SNSアカウント運営方針

【討議内容】

・InstagramとThreadsの同時展開について検討

・山本より「現状のリソースでは両媒体の同時運営は困難」との意見が示された

【決定事項】

✅ まずInstagramのみ先行展開。Threadsは市場動向を見ながら改めて判断する

⚠️ 担当者:山本(正式決定は次回会議にて確認予定)

■ 次回会議

日時:来週火曜日 15:00〜 / 参加者:同メンバー

💡 AIが優れていた点:①「討議内容」と「決定事項」を自動で分類してくれた ②「担当者未確定」という曖昧な情報を⚠️マークで適切にフラグを立てた ③「Threads」のスペルを自動修正した(メモでは「thread」と書いていた) ④全体的に読みやすい構造になっている。自分の議事録と比べると一目瞭然だった。

🏆 AIが議事録作成で特に優れている5つのポイント
① 「決定事項」と「未決事項」を自動で分類する

メモの中に混在している「決まったこと」と「まだ決まっていないこと」を自動で識別して整理してくれます。議事録で最も重要なこの分類を、人間が書くと意外と混在させてしまいがちです。

② アクションアイテムを自動抽出する

「誰が・何を・いつまでに」というアクションアイテムをメモの中から自動で抽出します。見落としがなくなり、タスク管理と連携しやすい形式で出力してくれます。

③ 主観的な表現を客観的な文章に変換する

「田中部長は渋ってる」→「田中部長より費用対効果の懸念が示された」のように、感情的・主観的な表現をビジネス文書として適切な表現に自動変換します。

④ 曖昧な情報を適切にフラグ立てする

「まだ正式決定じゃない」などの曖昧情報を、⚠️や「要確認」などで明示的にマークしてくれます。後で「あれ、決まったんだっけ?」というトラブルを防げます。

⑤ 誤字・表記ゆれを自動修正する

メモの中の誤字・略語・表記ゆれを自動で修正します。「thread→Threads」「Instagram→Instagram」のような固有名詞の表記も正確に整えてくれます。

📋 コピペで使えるAI議事録プロンプト集

📋 ① 基本の議事録作成プロンプト

以下の会議メモをもとに、議事録を作成してください。

【会議メモ】
○○(ここに走り書きメモをそのまま貼り付け)

出力形式:
– 会議名・日時・参加者
– 議題ごとに「討議内容」と「決定事項」を分けて記載
– アクションアイテム(誰が・何を・いつまでに)を最後にまとめる
– 未決事項は⚠️マークで明示する
– ビジネス文書として適切な表現に整える

📋 ② 文字起こしから議事録を作るプロンプト

以下は会議の文字起こしです。議事録として整理してください。

【文字起こし】
○○(文字起こしをそのまま貼り付け)

条件:
– 重複・言い直しを削除して整理する
– 発言者が特定できる場合は名前を記載
– 決定事項・アクションアイテムをハイライトする
– 全体を3分で読める長さに要約する

📋 ③ 議事録のメール送付文も一緒に作るプロンプト

以下の議事録を添付するメールの本文も作成してください。

【議事録内容】○○
【送付先】参加者全員(上司含む)
【ポイント】アクションアイテムの期限を強調して伝える

議事録本文とメール本文をセットで出力してください。

⚠️ AIに議事録を作らせるときの注意点
  • 機密情報・個人情報は入力しない:会社の機密情報・個人名・財務数値などをそのまま外部AIに入力するのはリスクがあります。社内専用のAIツールの利用を検討しましょう
  • 必ず最終確認をする:AIが生成した議事録は必ず自分で内容を確認してから送付してください。事実と異なる解釈が含まれることがあります
  • 会社のAI利用ポリシーを確認する:ChatGPT・Claude等の外部サービスへのデータ入力を禁止している会社もあります。利用前に確認してください
  • 社内規定のフォーマットに合わせる:AIの出力は汎用的なフォーマットになります。会社の議事録テンプレートがある場合は、プロンプトで指定しましょう

💼 結論:議事録はAIに任せて、会議の質を上げることに集中する

AIに議事録を作ってもらうと、走り書きのメモが5分以内にプロ品質の議事録になります。「自分より上手い」と感じるのは悔しいですが、その分「議事録を書く時間」を「次のアクションを考える時間」に使えるようになります。まずは次の会議のメモをAIに渡してみてください。