もう探さない。生成AIで計算ドリル・漢字プリントを“家庭用テンプレ”で量産
市販ドリルや無料プリントを探しているだけで、気づけば時間がなくなってしまうことがあります。
そんな家庭学習の「探す疲れ」は、生成AIに頼む文章をあらかじめ“型”にしておくと、ぐっと減らしやすいです。
学年や単元、1枚の作り方を先に決めておけば、計算ドリルも漢字プリントも、同じ手順でどんどん作れます。
この記事では、ChatGPTなどの生成AIにそのまま貼り付けて使える「計算ドリル用」「漢字プリント用」のテンプレを用意しました。
あとは学年や単元だけ入れ替えて、毎回同じ手順で作れるように、作成〜印刷までの流れもあわせて紹介します。
準備|テンプレ化の前に決める3点(学年・範囲・1枚の設計)
最初に次の3点だけ決めておくと、生成AIの出力が安定します。
- 学年/単元(教科書・学校進度ベース)
「小3のわり算」ではなく、「教科書の○章:あまりのあるわり算」など、学校の進度に寄せると復習にも予習にも使いやすいです。
- 1回の学習時間(例:10分)と問数
家庭学習は「短く毎日」が続きやすいです。目安は10分で、計算は20〜30問、文章題は2〜4問程度が扱いやすいです。
- A4設計(余白、解答欄、解答用紙の分離)
印刷して使う前提なら、余白を確保し、子どもが書き込みやすい欄幅にします。
解答は別紙に分けると丸付けが速くなります。
家庭用テンプレ①|計算ドリルを量産する指示項目(コピペ型)
計算ドリルは「固定する指定」と「難易度条件」と「出力形式」を分けると精度が上がります。
以下は、生成AI(ChatGPTなど)にそのまま貼り付けて使える指示文(テンプレ)です。
{ }の部分だけ入れ替えて使ってください。
【目的】小学生の家庭学習用「計算ドリル(A4 1枚)」を作成してください。
【対象】{学年}/単元:{単元名}
【所要時間】約{分}分
【問題数】計{問数}問(うち文章題 {文章題数}問)
【固定条件】
– 種類:{たし算/ひき算/かけ算/わり算/混合}
– 桁数:{例:2桁+2桁、3桁-2桁 など}
– 繰り上がり/繰り下がり:{回数条件}
– 途中式:{必要/不要}(必要なら書く欄を用意)
– 文章題:{あり/なし}(ありの場合:日常場面で短文、単位は{円/個/分}など)
【難易度】
– やさしい:{条件}
– ふつう:{条件}
– むずかしい:{条件}
※今回は「{難易度}」で作成
【出力形式(厳守)】
1) 1ページ目:問題のみ。タイトル「{学年} 計算ドリル:{単元名}({難易度})」を上部に。
2) 問題は番号付き。表形式({列}列×{行}行)で配置し、書き込みスペースを確保。
3) 2ページ目:解答のみ(別紙)。番号と答えだけを一覧に。
【注意】
– 不自然なひっかけは避ける
– 計算結果が負数にならない(必要なら範囲を調整)
– 出力はテキストで(Wordに貼れる形)
難易度条件の書き方例(テンプレの {条件} に入れます)
やさしい:繰り上がり/繰り下がりなし、同じ型を繰り返す
ふつう:繰り上がり/繰り下がり1回まで、混合を少し入れる
むずかしい:繰り上がり/繰り下がり2回以上、文章題を増やす・途中式あり
これらを分けておくと、子どものミス傾向を次回の条件に反映しやすくなります。
家庭用テンプレ②|漢字プリントを量産する指示項目(コピペ型)
漢字は「配当漢字」「読み」「書き取り欄」「例文」を固定し、学年で重点を変えると使いやすいです。
こちらもコピペで回せます。
【目的】小学生の家庭学習用「漢字プリント(A4 1枚)」を作成してください。
【対象】{学年}/範囲:{教科書の単元・配当漢字リスト or テーマ}
【所要時間】約{分}分
【収録】{漢字数}字(同じ漢字の反復は{回数}回まで)
【固定条件】
– 1ページ目:問題(読み・書き・例文)
– 2ページ目:解答(別紙)
– ふりがな:{必要/不要}(低学年は必要を推奨)
– 同音語:{扱う/扱わない}(扱う場合:2〜3語をセットで)
【学年別の作り分け(今回の方針)】
– 低学年:読み中心+なぞり書き欄+短い例文
– 高学年:熟語・対義語/類義語・文脈で使い分ける問題を追加
※今回は「{低学年/高学年}」の方針で作成
【出力形式(厳守)】
1) タイトル「{学年} 漢字プリント:{範囲}」
2) セクションA:読み({問数A}問)/セクションB:書き取り({問数B}問)
3) 書き取り欄は大きめ(マス目または下線)で、{行間}を確保
4) 例文は日常場面で自然な文章。難語は避ける
5) 2ページ目は解答のみ(読み・書き・例文の正答)
【注意】
– 字形が揺れやすい漢字は丁寧に(例:はね・はらい)
– 読みは学年相当(無理に難読を入れない)
– 出力はテキストで(Wordに貼れる形)
学年別の効かせどころ
低学年は「読める・書ける」の土台作りが優先なので、読み問題と書き取り欄の見やすさが重要です。
高学年は熟語と文脈が効いてくるため、例文や同音語で「使い分け」を入れると定着しやすいです。
量産ルート|生成→整形→印刷を「毎回同じ」にする
量産のコツは、作業ルートを固定して迷いを消すことです。
おすすめは次の3ステップです。
生成(テンプレに差分だけ入れる)
変えるのは「学年・単元・難易度・問数」だけにします。テンプレ本文は触らない運用にすると、出力が安定します。
整形(Word/Googleドキュメントへ貼り付けて体裁統一)
いつものフォント、余白、見出しサイズをテンプレ文書として保存しておき、生成結果を貼り付けます。
表や欄のズレだけを最小限直す流れにします。
ファイル管理(命名規則と再利用フォルダ)
例:学年_単元_難易度_日付(小3_あまりのあるわり算_ふつう_2026-01-01)のように統一すると探し直しがなくなります。
フォルダも「計算」「漢字」「テスト前」「復習まとめ」など再利用前提で分けると、次回はコピペで回ります。
運用と品質管理|ミスを減らし、復習まで回る仕組みにする
生成AIは便利ですが、家庭学習で使うなら最低限のチェックが要ります。
手間を増やさず品質を守るポイントを押さえておきます。
最低限のチェック(短時間でOK)
計算は数問だけでも検算し、桁や条件にズレがないか確認します。
漢字は読みと字形(はね・はらい)を軽く見直し、違和感があれば教科書や漢字辞典で確認します。
子どもの結果から次回に反映する項目
例:繰り上がりでミスが多いなら「繰り上がり1回まで」を増やす、漢字の送り仮名でつまずくなら「例文の穴埋め」を足す、というように出題条件へ戻します。
継続の型(回るスケジュール):
「週1でまとめて作成→毎日10分→月末にミスだけ復習」が現実的です。
月末は新規を増やすより、間違い直しプリントを1枚作るほうが効果が出やすいです。
まとめ
生成AIで計算ドリル・漢字プリントを安定して量産する鍵は、家庭用テンプレで“指示を固定”し、変えるのは差分だけにすることです。
学年・範囲・A4設計を先に決め、テンプレ(計算/漢字)をコピペ運用にすると、「探す時間」と「作る迷い」が減ります。
あとは生成→整形→印刷のルートと、命名規則・最低限のチェックを固定すれば、家庭学習は無理なく回り始めます。
必要な分だけ作れて、子どものミス傾向も次回に反映できるので、短時間でも手応えのある学習に繋げやすくなります。


