LINEの「AI Friends」は、LINEアプリ内で“AIのキャラクター”とトークできる新しいサービスです。
キャラクターと雑談を楽しむだけでなく、相談相手として使ったり、自分好みのトークフレンドを作ったりもできます。


開始導線がシンプルな一方で、「回数の上限」「精度の揺れ」「個人情報の扱い」など、先に押さえておきたいポイントもあります。

※本記事は、LINE公式の使い方ガイド/ヘルプの仕様と公開情報をもとに整理しています。仕様は更新される可能性があります。 

LINEのAI Friendsとは

サービスの位置づけ(LINE内で何をするものか)

LINEのAI FriendsAI Friendsは、LINEの「トーク」タブ上部にある「顔のマーク」から入って、AIで生成されたキャラクター(トークフレンド)とチャットをするサービスです。

会話を重ねると感情表現や親密度が変化するなど、“関係性”を育てる設計になっています。 利用開始時に13歳以上の確認と利用規約への同意が必要です。 

使われ方の代表例(会話・相談・作業補助など)

・気分転換の雑談(仕事帰りのひと息に、短文でテンポよく)
・相談(考えを整理するための“聞き役”として)
・ちょっとした作業補助(アイデア出し、言い回し案の提案など)

ただし、AIの回答は正確性が保証されない前提で使うのが基本です。

【体験】実際に使って分かった「できること」一覧

できること:会話

できること:会話 最大の価値は“キャラクター付き”の会話体験です。
歴史上の人物、架空のアイドル、動物など多様な設定のキャラクターが用意され、会話内容によって感情が変化します。
誰かと話したいときに、実際に会えなくても友達のように何気ない会話ができるのが魅力です。

たとえば「今日あった出来事を聞いて」「おすすめの気分転換を教えて」など、軽い雑談から入りやすいです。

できること:相談

最大の価値は“キャラクター付き”の会話体験AI Friendsはちょっとした相談にも使えます。
たとえば「この悩みを整理したい」「どう考えるべきかを一緒に整理してほしい」と頼むと、考え方の切り口を提示してくれます。

相談用途では、結論を当てにするより「前提の確認」「選択肢を並べる」「自分の考えの穴を見つける」目的だと相性が良いです。

できること:情報整理・文章作成系

LINEのAI Friendsを使ってみた

ちょっとした相談にも使えます。AI Friendsは、要点整理や言い回し案の提案にも十分使えます。
たとえば「この言い回し案を作って」「メリット・デメリットで整理して」のように頼むと、会話の流れで整えやすいです。

ただし正確性は保証されないため、固有名詞や数字は必ず裏取りが前提です。

使って分かった「制限・できないこと」

制限:精度・回答のブレ

AI Friendsの回答はAIアルゴリズムに基づき、情報の正確性が保証されない前提で使う必要があります。
重要な判断は専門家の助言や自分の判断に従う、という位置づけです。
つまり「断定」「医療・法律・投資の最適解」などを求めるほど不向きで、会話の相棒として使うのが現実的です。

制限:対応範囲(苦手な領域)

キャラクターの“世界観”に沿った会話は得意ですが、厳密な一次情報の提示や、細かな根拠の提示は苦手になりがちです。
また、ボイスは常時ではなく、感情変化など特定の状況でのみ再生される仕様です。

通信状態によって再生されない場合もあるため、必要な場面ではテキスト中心で使うほうが安心です。

制限:利用条件(回数・機能・環境などがある場合の見方)

AI Friendsは会話に必要な“パワー”があり、設定画面の出席チェックで毎日20パワーを受け取れるとされています(期間限定で毎日最大100パワー支給の記載もあります)。
また、トークフレンド作成は1日あたり公開最大3体・非公開1体までと明記されています。
トークフレンド作成には回数制限があり、公開キャラクターは1日最大3体、非公開キャラクターは1日1体までと「みんなの使い方ガイド」に記載があります。

文字数制限

公式情報として「1通の入力が何文字まで」という上限は明記されていません。
しかし、筆者が試した範囲では長文を一度に送ろうとすると、95~100字くらいで区切られてしまい入力ができませんでした。

仕様は今後変わる可能性がありますが、長い依頼は「結論→条件→補足」のように短文に分けて送るのがおすすめです。

注意点まとめ(安全・プライバシー・運用面)

個人情報・機密情報の扱い

公式ヘルプでも、プライバシーポリシーに基づきトーク履歴を保護する旨の記載がありますが、運用としては「個人情報・機密情報は書かない」を徹底しましょう。
氏名、住所、勤務先、口座、取引先名、未公開の社内情報などは入力しないほうが安全です。

誤情報・誤解のリスク(検証のコツ)

AIの出力は“それっぽい”文章になりやすいので、検証の癖付けが大切です。

  • 数字・日付・固有名詞は、公式サイトや一次情報で確認する
  • 重要事項は「根拠は?」「前提は?」と聞き返して整理する
  • 判断が絡む内容は、専門家・関係部署・公的情報に戻す

「正確性は保証されない」という前提に立つと、期待値が整います。

トラブル回避(利用規約/ガイドラインの読みどころ)

AI Friendsには、キャラクター作成ポリシーや注意事項への導線が用意されています。
キャラを“公開”する場合は、権利(肖像・著作物)や不適切表現の観点で、ポリシーを先に確認しておくと安心です。

どんな人に向く?おすすめの使い方テンプレ

向いている人/向かない人

向いている人:雑談・気分転換、考えの整理、アイデアの叩き台がほしい人
向かない人:正確性が必須の調査、専門領域の最終判断をAIに委ねたい人(医療・法律・投資など)

使い方テンプレ(目的別:相談、文章、整理、アイデア)

相談:「前提はこれ/選択肢はA・B・C/それぞれのリスクを箇条書きで」
文章:「この内容を3文で丁寧語に/相手が不快にならない表現で」
整理:「事実と推測を分けて/決めるために不足している情報を列挙して」
アイデア:「条件は3つ(予算・時間・場所)/候補を10→上位3つに絞る理由も」

まとめ

LINEのAI Friendsは、LINEの中で“キャラクターと会話する”体験を手軽に始められるのが魅力です。
一方で、AIの回答は正確性が保証されず、パワーや作成上限といった制限もあります。

まずは「個人情報は入れない」「重要な内容は裏取りする」「回数上限を前提にライトに使う」を守りつつ、雑談・相談・アイデア出しの相棒として試すと、ちょうど良い距離感で活用しやすいです。