【3分で理解】PREP方法の使い方|話が伝わる順番はこれ
会議で発言したのに結局「で、結論は?」「つまり何が言いたいの?」と聞き返されたり、上司への報告が長くなって要点がぼやけたりすることは少なくありません。
そんなときに役立つのが、PREP方法です。
「話す・書く」の順番を整えるだけで、同じ内容でも驚くほど短く、明確に伝わるようになります。
ここでは基本の考え方から使い方、コピペできるテンプレ、つまずきポイントの直し方、定着させる練習までまとめて解説します。
PREP方法とは(3分で全体像)
PREP=Point / Reason / Example / Point
PREP方法は、次の順番で伝えるフレームワークです。
P(Point):結論
R(Reason):理由
E(Example):具体例
P(Point):再結論(要点回収・次の行動まで)
結論から入って、根拠と具体で補強し、最後にもう一度結論で締める流れです。
「話が伝わる順番」が整う理由
ビジネスの会話や文章は、相手が「何の話か」を早くつかめないと、途中で理解が止まりやすいです。
PREPは最初に結論を置くため、相手がゴールを先に理解できます。
その上で理由と具体例が続くので、相手は「だからそう言うのか」と納得しやすくなり、最後の再結論で要点が記憶に残りやすくなります。
使うと何が変わるか(結論:短く・明確に)
PREPを使うと、主に次が変わります。
話が短くなる:余計な前置きが減り、要点中心になります。
明確になる:結論が先に出るため、論点がぶれにくいです。
通りやすくなる:理由と具体例で納得材料が揃い、依頼や提案が通りやすくなります。
PREP方法の使い方(順番はこれ)
①Point:結論を一文で言い切る
最初の結論は「長い説明」ではなく、一文で言い切るのがコツです。
例:「この案件は、A案で進めるのが最適です。」
「今日は、納期を1週間延ばしていただきたいです。」
この時点で相手が「話の着地点」をつかめます。
②Reason:理由は1〜2個に絞る
理由を並べすぎると、結局何が重要なのかが薄まります。
まずは理由を1〜2個に絞り、「最も強い根拠」から出すと伝わりやすいです。
例:「理由は、工数が最も読みやすく、品質リスクが低いからです。」
③Example:具体例は数字・事実・比較で補強
納得感を生むのは、具体例です。
ここが抽象的だと「ふわっとしている」と判断されがちです。
数字・事実・比較のどれかを入れるだけで説得力が上がります。
例:「A案なら開発は約10人日、B案は15人日見込みです。」
「直近3案件でも同様の構成で不具合率が下がりました。」
④Point:再結論で要点回収/依頼まで言う
最後にもう一度結論を述べて、相手が動ける形にします。
例:「以上より、A案で進めたいです。本日中にご承認いただけますでしょうか。」
「納期は1週間延ばしたいです。代わりに中間報告を週2回に増やします。」
すぐ使えるPREPテンプレ(コピペ用)
会議発言テンプレ
P:結論としては、【主張】です。
R:理由は【理由1】(必要なら【理由2】)です。
E:例えば【数字/事実/比較】があり、【補足】です。
P:つきましては、【結論】で進めたいです。
例(会議で提案)
結論としては、次回リリースは機能追加より不具合修正を優先したいです。
理由は、直近の問い合わせが増えており、顧客離脱リスクが高いからです。
例えば今月は問い合わせが先月比で1.6倍になっています。
つきましては、次回は修正優先で進めたいです。
上司への報告テンプレ
P:【結論】です。
R:理由は【理由】です。
E:現状は【事実/進捗/数値】で、【影響】があります。
P:以上より、【結論】で進めます/【判断・指示】をお願いします。
例(進捗報告)
結論として、A社対応は現時点で遅延見込みです。
理由は、先方確認が想定より長引いているためです。
現状、確認待ちが2点残っており、戻り次第で実装に入る予定です。
以上より、納期を2日延ばす判断をいただきたいです。
メール文テンプレ
件名:【要点】のご相談(結論)
本文:
いつもお世話になっております。
早速ですが、結論として【依頼/提案】です。
理由は【理由】のためです。
具体的には【事実/数字/比較】の状況です。
つきましては、【再結論+期限/次アクション】をお願いできますでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。
提案・依頼テンプレ
P:【提案/依頼】したいです。
R:理由は【相手メリット/課題】があるためです。
E:例えば【数字・期間・比較】で、【効果】が見込めます。
P:そのため、【提案】を【いつまでに】ご検討ください。
PREPが伝わらない原因と直し方
結論が長い/曖昧 → 「主語+結論」一文化
結論が「状況説明」になっていると、相手は何を判断すればいいか分かりません。
主語+結論の一文にします。
×「現状いろいろ課題がありまして…」
○「私は、A案で進めるべきだと考えます。」
理由が多い → 優先度1位だけ残す
理由を3つ以上並べると、相手は判断軸を失います。
迷ったら「一番強い理由」を残し、他は具体例側に回すと整理しやすいです。
例が抽象的 → 数字・期間・比較を入れる
「効果が出ます」「増えています」だけでは伝わりません。
数字:◯%、◯件、◯人日
期間:今週、今月、3か月で
比較:先月比、A案/B案、従来比
のどれかを入れて、相手がイメージできる形にします。
相手視点が弱い → 相手の関心(コスト・期限・リスク)に寄せる
PREPは型ですが、刺さるかどうかは「相手の関心」に合わせられるかで決まります。
上司なら「期限・コスト・リスク」、現場なら「手戻り・工数」、顧客なら「メリット・安心感」など、相手が評価する軸に理由と具体例を寄せると通りやすいです。
PREP方法を定着させる練習法(最短ルート)
1テーマ30秒でPREP化
毎日1つで良いので、テーマを決めて30秒でPREPにします。
例:「会議開始時間を5分早めるべきか」
「この資料の構成を変えるべきか」
短い時間制限があると、結論を先に出す癖がつきます。
録音・文字起こしで順番チェック
話した内容を録音し、簡単に文字で見返すと、順番の崩れが一目で分かります。
「結論が最後に来ていないか」「理由が長すぎないか」だけでも確認すると改善が早いです。
最終チェックリスト(結論一文/理由2つまで/例は具体/再結論で締め)
最後にこの4点をチェックすると、PREPの精度が上がります。
- 結論は一文で言い切れているか
- 理由は2つまでに絞れているか
- 具体例に数字・事実・比較が入っているか
- 最後に再結論で締め、必要なら依頼まで言えているか
まとめ
PREP方法は、結論→理由→具体例→再結論の順番で伝えるだけのシンプルな型ですが、会議・報告・メールの「伝わらない」を一気に減らせます。
まずは結論を一文で置き、理由を絞り、数字や事実で具体化し、最後に再結論で締める流れを徹底してみてください。
テンプレをそのまま使いながら、30秒練習とチェックリストで習慣化すると、短く明確に伝える力が安定して身につきます。


