新しい年が始まり、最初の運気をいただきにどこへ行こうかと迷う人は多いはず。

石川県にはいくつも初詣スポットがありますが、その中でも特におすすめしたいのが白山市にある「白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)」です。

白山信仰の総本宮の一つとして知られ、県内外から多くの参拝者が訪れます。雪をまとった境内の凛とした空気は、ここでしか味わえない特別なもの。そして、参拝後には必ず立ち寄りたい“ある名物”があることをご存じでしょうか。

本記事では、私が1月中旬に実際に訪れたときの様子と、寒い季節でも食べずには帰れない「おはぎソフト」の魅力をたっぷりと紹介します。

白山比咩神社とは

白山比咩神社とは

白山比咩神社は、石川県白山市に位置する歴史深い神社です。古くから白山信仰の中心地として知られ、全国にある白山神社の総本宮の一つとされています。「白山さん」の愛称で親しまれ、地元の人はもちろん、遠方からも参拝客が絶えません

境内は自然豊かな場所にあり、すぐ横には山が迫るようにそびえています。そのため、特に冬は冷たい風が吹き抜け、身体がぎゅっと縮こまるような寒さ。ですが、この寒さこそが白山比咩神社らしい厳かさを引き立て、参拝する気持ちをより一層引き締めてくれます。

また、境内には立派な楼門や手水舎があり、どれも歴史を感じさせる装い。雪帽子をかぶった杉並木を歩くだけでも心が浄化されるようで、歩を進めるほどに背筋が自然と伸びてくるのがわかります。

1月中旬の白山比咩神社へ初詣に行ってみた!

1月中旬の白山比咩神社へ初詣に行ってみた!

私が白山比咩神社を訪れたのは、初詣シーズンから少しだけずれた1月中旬。ピークほどの混雑は避けられるだろうと思って向かったのですが、着いてみると意外なほど多くの人で賑わっていました。

やはり人気の初詣スポットだけあって、時期をずらしても一定数の参拝客がいるものですね。ここからは神社の中の様子と鳥居前の出店についてご紹介します。

境内の様子は?

境内の参拝待ちはそこまで長い列ではなく、ゆっくりと歩いていればほどなく本殿に到着するくらいのちょうど良さでした。しかし、お守り売り場にはしっかりと列ができていて、人気の高さを実感。特に仕事運や家内安全のお守りを求める人が多いように見えました。

境内には、今年の干支の馬の大きな絵馬が飾られています。これほど大きなサイズの絵馬を見ることはほとんどないはず。写真を撮っている人も多くいました。

ちなみに、元旦から三が日にかけての白山比咩神社は、まさに「人、人、人」という言葉がぴったり。この近隣に住む方の話によると、31日から徐々に混み始めるそうです。

周りの道は車で埋め尽くされ大渋滞!駐車場に入るまでに時間がかかり、参拝までも長蛇の列。寒さとの戦いになるほどですが、それを乗り越えて参拝したときの達成感やご利益への期待感は格別です。普段なら真っ暗な時間でも、この日は一日中明るい…なんて話も。

1月中旬は、その雰囲気をほんの少し残しつつも、落ち着いて参拝できる絶妙なタイミングなのかもしれません。

鳥居前のにぎわいと出店の楽しみ

鳥居の前には昔ながらのお土産屋さんがあり、参拝前にちょっとした買い物ができるのもこの神社の魅力。地元の銘菓が並んでいて、見ているだけで旅気分が高まります。

訪れた日は出店が並んでおり、ベビーカステラやたこやき、10円パン、唐揚げといった屋台グルメが堂々とスタンバイ。冷たい外気の中で漂ってくる甘い香りやソースの匂いに、思わず足を止めてしまいました。

白山の冬の厳しさと、屋台の温かみとの対比がなんともいえない“初詣らしい情景”を作り上げていました。

今回はベビーカステラを購入しました。一般的なベビーカステラよりもやや小ぶりで、ぱくぱくと食べてしまいます。でも、今回はここで食べきらないように我慢…。次の行き先でこれが役立ちます。

参拝後は「いっぷく処 おはぎ屋」へ

初詣は白山比咩神社に決まり!冬でもおはぎソフトが欠かせない理由「いっぷく処 おはぎ屋」

参拝を終えたらぜひ立ち寄ってほしいのが、白山比咩神社のすぐ近くにある「いっぷく処 おはぎ屋」。徒歩ですぐ向かえる距離にあり、神社周辺の散策ついでに寄る人も多く見かけます。

ここでの一番人気は、なんといっても「おはぎソフト」。

ミルク感しっかりのソフトクリームに、おはぎを練りこんだ唯一無二のスイーツです。クリームのなめらかさの中に、優しい甘さのあんこがしっかり存在感を放ち、つぶつぶとしたお米の食感も楽しい。甘すぎず、どこか懐かしい味わいで、思わず「これはクセになる…!」と呟いてしまいました。

今回は事前に買っていたベビーカステラにつけて食べてみました。ベビーカステラがまだほんのり温かく、冷たいソフトクリームとの相性抜群!これはぜひおすすめしたい食べ方です。

「寒いのにソフトクリーム?」と思うかもしれませんが、石川県金沢市はアイスクリームの消費量が日本一。冬でもアイスを食べるのが当たり前の土地柄です。

むしろ、冷たい空気の中で食べるソフトクリームは、溶けにくくてよりおいしいというメリットもあります。「寒い寒い」と言いながら食べるソフトクリームは格別なんです。ちょっと面白い県民性かもしれませんね。

観光地にある食事処というよりも、“地元の人が気軽に通う憩いの場”といった雰囲気で、とても居心地の良いお店でした。

お店では、この日は売り切れていたものの、手作りの梅干しやお惣菜なども販売されているとのこと。軽食として蕎麦を食べられるスペースもあり、冷えた身体を温めるにはぴったりです。

初詣とおはぎソフトで白山の冬を堪能しよう

白山比咩神社での初詣は、参拝だけでなく周辺の魅力まで楽しめる充実したお出かけになります。1月中旬の訪問は、ピークを避けつつもしっかりと初詣らしい雰囲気を味わえるのが魅力。

そして、帰り道に食べる「おはぎソフト」は、このエリアを訪れたなら絶対に外せないご褒美スイーツです。

寒い中でいただくほんのり甘いソフトクリームと、おはぎの優しい味わいは、白山の厳しい冬をほっと温かいものに変えてくれます。冬でもアイスを楽しむ石川ならではの文化に触れながら、心も身体も満たされる初詣をぜひ体験してみてください。

白山比咩神社の凛とした空気、屋台の活気、そしておはぎソフトの甘さを味わえば、きっと新年のスタートが清々しいものになるはずです。