山梨と聞いて、「ワインが有名」というイメージはあっても、具体的にどんなワインがあるのかまでは、知らない方も多いかもしれません。

本記事では、山梨の風土やワイン造りの背景に触れながら、国際コンクールで評価されたワインや、選びやすく、山梨らしさを感じられるワインをご紹介します。

国際コンクールで受賞した山梨ワイン

国際コンクールで受賞した山梨ワイン

世界的なワインコンクールで評価されることは、そのワインの品質が国際基準で認められた証でもあります。

ここでは、実際に国際コンクールで受賞・高評価を受けた山梨ワインを、一本ずつご紹介します。

カッコ内にワイナリー名も記載されているので参考にしてください。

  • キュヴェ三澤(中央葡萄酒)
    インターナショナル・ワイン・チャレンジにて、トロフィー(最優秀賞クラス)を受賞しています。
    日本ワインの実力を世界に示した一本です。
  • グレイス 甲州(中央葡萄酒)
    デキャンター・ワールド・ワイン・アワードで、金賞クラスの評価を受けています。
    甲州ワインの国際的な評価を高めました。
  • 笛吹甲州 グリ・ド・グリ(シャトー・メルシャン)
    インターナショナル・ワイン・チャレンジで、金賞を受賞した実績があります。
    日本の甲州が海外で認められた代表例です。
  • アルガブランカ イセハラ(勝沼醸造)
    ヴィナリー・インターナショナルにて、金賞を受賞しています。
    繊細な甲州ワインの品質の高さが評価されました。
  • ピノ・ノワール(ドメーヌ・ミエ・イケノ)
    海外の国際ワインコンクールで、受賞歴のある赤ワインです。
    山梨が赤ワインでも評価されていることを示します。

 

ワイン名 甘辛(味わい) 価格帯(目安)
キュヴェ三澤(中央葡萄酒) 辛口〜中辛口 ¥4,000〜¥8,000
グレイス 甲州(中央葡萄酒) 辛口 ¥3,000〜¥4,000
笛吹甲州 グリ・ド・グリ(シャトー・メルシャン) 辛口〜中辛口 ¥2,500〜¥4,000
アルガブランカ イセハラ(勝沼醸造) 辛口〜やや辛口 ¥2,500〜¥4,000
ピノ・ノワール(ドメーヌ・ミエ・イケノ) 中辛口〜ミディアム ¥3,000〜¥6,000

 

初心者にも選びやすい山梨ワイン

初心者にも選びやすいおすすめの山梨ワイン

山梨ワインは、もともと日本の食卓に合うことを意識して造られており、香りや味わいが穏やかなものが多いのが特徴です。

そのため、ワインに詳しくない方でも「飲みにくい」「難しい」と感じにくく、初心者の方に向いています。

ここでは、そうした山梨ワインの中でも、初心者の方が特に選びやすい理由がはっきりしているワインをご紹介します。

  • 勝沼甲州(シャトー・メルシャン)
    味わいのバランスが安定しており、年ごとの違いが出にくい一本です。
    最初の一本として選びやすい存在です。
  • ルバイヤート甲州(丸藤葡萄酒工業)
    クセが少なく、すっきりとした味わいです。
    白ワインの基本を素直に感じられます。
  • 甲州(蒼龍葡萄酒)
    比較的手頃な価格帯で、気負わず試しやすい点が魅力です。
    「まず飲んでみたい」方に向いています。
  • シャルドネ(ドメーヌ・ミエ・イケノ)
    果実の香りが分かりやすく、香りを楽しむ体験がしやすい一本です。
    ワインの楽しさを実感しやすくなります。
ワイン名 甘辛(味わい) 価格帯(目安)
勝沼甲州(シャトー・メルシャン) 辛口〜ライト ¥2,000〜¥3,500
ルバイヤート甲州(丸藤葡萄酒工業) やや辛口 ¥2,500〜¥3,500
甲州(蒼龍葡萄酒) 辛口〜ライト ¥2,000〜¥3,000
シャルドネ(ドメーヌ・ミエ・イケノ) 辛口〜中辛 ¥3,000〜¥6,000

 

山梨を代表するワイン

山梨を代表するおすすめワイン

山梨ワインには、長い歴史の中で地域に根づき、定番として親しまれてきた存在があります。

ここでは、山梨ワインを語るうえで欠かせない代表的なワインをご紹介します。

  • ルミエール 甲州(ルミエール)
    日本最古級のワイナリーが造る甲州ワインです。
    山梨ワインの原点とも言える存在です。
  • ロリアン 甲州(白百合醸造)
    地元で長く親しまれてきた定番ワインです。
    山梨の「日常のお酒」としての姿が伝わります。
  • モンシェルヴァン 甲州(サドヤ)
    甲府の街中で造られてきたワインです。
    山梨とワインの距離の近さを感じられます。
  • キザンワイン 甲州(機山洋酒工業)
    勝沼のぶどうを使い続けてきた一本です。
    産地に根ざした甲州ワインの代表例です。
  • ハギー ヴィンテージ 甲州(大和葡萄酒)
    畑ごとの個性や年ごとの違いを、そのまま味わいに反映したワインです。
    ぶどう造りを大切にする山梨の姿勢が伝わります。
ワイン名 甘辛(味わい) 価格帯(目安)
ルミエール 甲州(ルミエール) 辛口 ¥2,500〜¥4,000
ロリアン 甲州(白百合醸造) 辛口〜ライト ¥2,000〜¥3,500
モンシェルヴァン 甲州(サドヤ) 辛口 ¥3,000〜¥5,000
キザンワイン 甲州(機山洋酒工業) 辛口〜中辛 ¥2,500〜¥4,000
ハギー ヴィンテージ 甲州(大和葡萄酒) 中辛〜辛口 ¥4,000〜¥6,000

 

山梨が「ワイン県」と呼ばれる理由とは

山梨が「ワイン県」と呼ばれる理由とは

山梨がワイン県と呼ばれるのには、感覚的なイメージだけでなく、実際の自然条件に裏付けられた理由があります。

特にポイントになるのは、ぶどう栽培に欠かせない「日照」「寒暖差」「土壌」です。

山梨の特徴をわかりやすく整理してみましょう。

項目 山梨の特徴 ワインへの影響
日照時間 全国でもトップクラス ぶどうの糖度が上がる
昼夜の寒暖差 夏は暑く、夜は涼しい 香りと酸味のバランスが良くなる
土壌 水はけが良い 根が健全に育ち、味が安定する
富士山・南アルプスの伏流水 雑味の少ない仕上がりになる

この中でも、特に注目されているのが日照時間の長さです。

山梨県は、気象庁などの公的データでも、年間日照時間が全国上位であることが知られています。

日照時間が長いということは、ぶどうがしっかりと光を浴び、甘みと風味を蓄えやすいということです。

また、昼と夜の気温差が大きいことで、甘さだけでなく、すっきりとした酸味も残ります。

ワインは、ぶどうを発酵させて造るお酒のため、ぶどうの質が、そのまま味になります。

山梨の自然条件は、「特別に整えなくても、良いぶどうが育ちやすい環境」と言えるのです。

まとめ|山梨ワインは「知るほど選ぶのが楽しくなる」

山梨ワインは、背景を知るほど選ぶ楽しさが広がります。

ぜひ次にワインを手に取るときは、「山梨」の文字を探してみてください。

その一本が、日本ワインの奥深さをそっと教えてくれるはずです。