ビジネス教養とは?

ビジネス教養とは、仕事をするうえで役立つ幅広い知識やスキル、価値観を指します。
教養書には普遍的な原理や長い歴史を通じて形成された知恵が詰まっており、これらは現在でも通用するものも多く、長期的な視点で物事を判断する際にも役立ちます。
就いている職業の知識だけでなく、教養を身につけることは視野を広げ、柔軟な考え方ができるようになる、というメリットがあります。
教養も身に付く!おすすめのビジネス教養書3選を紹介!

ここではビジネスシーンや日常生活においても役立つ知識が得られる、知っておきたいビジネス教養書3選を紹介していきます!
1.影響力の武器[第三版]
「影響力の武器 第三版」について
著者 ロバート・B・チャルディーニ著
社会行動研究会訳
販売価格 2,970円(税込)
発売日 2014年07月10日
ページ 492ページ
影響力の武器 第三版の内容
この本は世界中でロングセラーとなっている社会心理学の本です。
元々だまされやすい人間であったという著者が、実際にセールスマンなどにスパイとして潜入し、その経験で得た承諾誘導の方法を6つのカテゴリー(返報性・一貫性・社会的証明・好意・権威・希少性)に分類し解説しています。
例を挙げると…
・手に入りにくいものが価値があると感じ、最後の一つといわれるとなぜか欲しくなる(希少性)
・人から何かしらの恩恵を受けとると、自分にとって必要でなかったとしてもお返しをしたくなる(返報性)
・一度○○な人というような自己イメージが作られると、そのイメージ保とうとする(一貫性)
・権威があるかどうかを肩書や服装などで判断し、権威がある人の命令に従おうとする(権威)
思い当たることはありませんか?
実際にこうした方法を使うことはなくても、知っておくと不要なものを買ったり、契約してしまった…なんてことはなくなるかもしれません。
いずれも教養として知っておくと、交渉の場や自己を守るためにも役立つ必読書です。
影響力の武器のオススメポイント
400ページ以上ある分厚い本ですが、ユーモラスな表現や挿絵もあり、最後まで楽しく読み進めながら心理的なメカニズムを知り、教養が身に付く名著
2.行動経済学が最強の学問である
「行動経済学が最強の学問である」について
著者 相良奈美香
「行動経済学」博士 米国「行動経済学」コンサルタント
販売価格 1,870円(税込)
発売日 2023年6月2日
ページ 368ページ
「行動経済学とは
行動経済学という言葉自体は聞いたことがある人も多いのではないでしょう
か。
行動経済学をひと言でいうと「人の非合理な意思決定のメカニズム」を解明する学問。
学問と考えると難しそう…と感じられるかもしれませんが、
○○バイアス、機会コスト、埋没コスト、プロスペクト理論…などはなんとなく聞いたことあるという人も多いと思います。
同時にそういった行動経済学の理論というのは私たちの身近なところに存在するものでもあるのです。
行動経済学がなぜ教養として必要なのか
Amazon、Netflix…をはじめ様々な企業がそれらを取り入れており、
なぜか買ってしまう、1話だけと思っても見続けてしまう…そうした人の非合理的な行動も行動経済学で説明がつくのです。
そう聞くとこれはビジネスパーソンに限らず、誰にとっても関係のある学問だということがわかると思います。
物を売るのが難しくなってきている現状を打破する手段として、行動経済学の理論はビジネスパーソン必須の教養となるでしょう。
同時に、人の非合理な意思決定を解明し、自分自身のマネジメントにも役立つ必須の教養です。
「行動経済学が最強の学問である」のオススメポイント
行動経済学の主要な理論を体系化して解説している点。
○○バイアスや○○理論などは知っていても、本質がよく分からないという悩みを解決し、行動経済学の入門書かつ教養として知識を得るにはぴったりな1冊です。
このサービスの裏には行動経済学がある、と分かるようになることで冷静に判断、行動できるようになる
3.世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた
「世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」について
著者 永井孝尚
販売価格 1,848円 (税込)
発売日 2019年04月24日
ページ 336ページ
「世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」の内容
こちらの本は海外のMBAエリートたちの必読書50冊を1冊にまとめた本です。
戦略・顧客・起業・マーケティング・リーダーシップ・人の6章からなり、それぞれ1冊4~10ページ程度で紹介されています。
「仕事でどう活かせるか」「分かりやすさ」「面白さ」を重視して書かれているので、最後まで飽きることなく、読み進めることができます。
世界的な名著『ビジョナリー・カンパニー』『良い戦略、悪い戦略』『競争の戦略』『イノベーションのジレンマ』『ジョブ理論』…などを網羅し、
2冊目で紹介した行動経済学に関する名著も含まれます。(『予想通りに不合理』)
ここで選ばれているという点でも、やはり行動経済学は世界中のビジネスパーソンに必読の教養だと分かります。
また、すでに紹介した「影響力の武器」も含まれています。
従って、何冊も読む時間がないという方は、はじめに幅広い教養が身に付くこちらの本から始めてみてはいかがでしょうか。
すでに読んだことのある本の頁をみても、いずれも要点がギュッと押さえられていると感じます。
加えて身近な事例や仕事への指針を交えた著者の解説により、初心者にも読みやすい一冊です。
「世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」のオススメポイント
ビジネス書を普段読まない方でも理解しやすいよう、専門用語が少なく嚙み砕いて書いてあるので理解しやすい
ビジネスやマーケティングなどについて幅広く知りたい人、ビジネス全体の教養を身につけたい人に最適な一冊
教養として知っておきたい!ビジネスパーソンにおすすめの必読書3選!のまとめ

いかがでしたでしょうか。
自分の仕事に関係しない分野の知識は、自ら取り入れない限り知るのが難しいと思いますが、そのような知識も教養書を読むことで学ぶことができます。
異なる業界や視点を学ぶことで、柔軟な思考と幅広い視野を養うことができるでしょう。
興味のある教養書があればぜひ読んでみてください。