こんな人にオススメの記事です。
・酒さ(酒さ様皮膚炎)の体験談を知りたい
・酒さかもしれないと悩んでいる方
・酒さと診断された人
2~3年前に酒さを経験した筆者が、酒さになった原因をはじめ、行った治療法、スキンケアなどについての体験談を記載します。
酒さとは?

酒さは「赤ら顔」とも言われ、顔に赤みを帯び、ニキビのような小さなブツブツができるのが特徴で、ニキビダニや免疫異常、生活習慣などが原因ではないかと考えられていますが、現状機序などはまだわかっていないことも多い疾患です。
また、ステロイドやタクロリムス製剤などを使うことによって酒さのような症状を呈している場合は「酒さ様皮膚炎」とも呼ばれています。
酒さ(酒さ様皮膚炎)になった原因

私自身が酒さ(酒さ様皮膚炎)になった原因はステロイドやタクロリムス製剤(プロトピック)の長期使用でした。
なぜステロイドやタクロリムス製剤を使用していたのかというと、マスクの着用で顔が荒れて炎症を起こしていたためです。
そこで皮膚科を受診し、ステロイドやプロトピックで様子を見ていましたが、その後も薬をやめると悪化するため定期的に皮膚科を受診し、プロトピックを半年~1年近く使い続ける状態になっていました。
ではなぜ酒さを引き起こすのかというと、酒さの原因と考えられているニキビダニは健常者の皮膚にも常在している微生物ですが、ステロイドやタクロリムス製剤などの長期使用により免疫が抑えられると増殖し発症すると医師からは説明を受けました。
酒さ様皮膚炎の症状

酒さと診断されるまでにどのような症状が出ていたのか、お伝えしていきます。
1.酒さの診断前
ステロイドやタクロリムス製剤(プロトピック)を塗っている時は、赤みや痒みなどの炎症は抑えられていますが、一時的にやめると赤みや痒みが出て悪化するという状態を繰り返していました。
同時にニキビのような小さなブツブツも増え、次第に薬が効きずらくなっている感覚がありました。
2.酒さの診断後
酒さと診断されると、ステロイドやプロトピックなどの薬を中止しなければなりませんが、薬を辞めるとリバウンド現象(一時的に症状が悪化する状態)が起き、この時期が赤みや痒みなどが一番ひどい状態だったと思います。
この時期が1~2週間程度で、両頬が広範囲で赤くなり、顔全体が腫れることもありました。
3.マイクロスコープでみた皮膚の画像
自身の肌の状態を知るためにマイクロスコープを購入して撮影した画像です。

画像はプロトピックを中止して間もない時期です。
肉眼で見ると、ニキビのようなブツブツはそこまで目立たなかったのですが、マイクロスコープでみると膿が溜まった小さなブツブツが多く見られます。
酒さの治療薬について

酒さ(酒さ様皮膚炎)の場合一番大事なのが、ステロイドやタクロリムス製剤(プロトピック)などの中止ですが、同時に外用薬と内服薬の治療も行いました。
1.外用薬:ニトロニダゾール(ロゼックスゲル)
酒さ(酒さ様皮膚炎)の原因と言われているニキビダニに効果があるニトロニダゾール(ロゼックスゲル)を処方されていました。
ロゼックスゲルは透明のゲル状で、こちらを1日2回、洗顔後に使用していました。
2.保湿剤:ヒルドイドローション、ワセリン
ロゼックスゲルのあとには保湿剤としてヒルドイドローションを塗っていました。
しかし、ひどい時期はヒルドイドもヒリヒリと刺激を感じるほどだったので、その場合にはプロペト(ワセリン)を塗って対処していました。
3.内服薬(漢方薬):白虎加人参湯、加味逍遥散
私が内服薬として処方されていたのは漢方薬の白虎加人参湯と加味逍遥散です。
白虎加人参湯は皮膚の炎症やほてりをとる薬で、加味逍遥散は血のめぐりをよくしたり、ホルモンバランスを整える薬です。
酒さの治療中使用していたスキンケアやメイク

1.保湿:セラキュア センシティブジェリー
保湿剤は主に処方されていたヒルドイドローションやワセリン(プロペト)を使用していました。
しかし、元々ヒルドイドは血行を良くする薬で、炎症を助長するという情報もあり、これを塗り続けていいものか、
また、ワセリンもニキビが悪化する可能性があるとも言われていたので、保湿はどうするべきなのかが私自身一番の悩みでした。
その結果、色々調べた中で使用していたのが、
「セラキュア センシティブジェリー」です。
こちらは敏感肌設計でセラミドを複数配合している点、ノンオイルという点で使い勝手がよく、刺激を感じることなく使えた商品です。
(※私は自己判断で市販のものを使用していたので、自身の症状に合わせて皮膚科の先生と相談しながら決めるのことをお勧めします。)
2.洗顔:ミノン アミノモイスト ジェントルウォッシュホイップ
酒さは洗顔が大事で、肌を清潔に保つことも重要だと言われています。
洗顔はなるべく刺激が少なく、泡でやさしく洗えるものがいいということで
「ミノン アミノモイスト ジェントルウォッシュホイップ」
を使用していました。
ミノン アミノモイスト ジェントルウォッシュ ホイップ 150mL【敏感肌 乾燥肌】 泡洗顔料 ふわふわの泡 保湿洗浄
こちらは植物性アミノ酸系洗浄成分配合で皮脂を落としすぎずに洗えるので使用感もよかったです。
3.下地:ミノン アミノモイスト ブライトアップベース UV
メイクは基本ファンデーションは使用せず主に下地とパウダーのみで過ごしていました。
治療中でも問題なく使えていた下地は洗顔と同じシリーズの
「ミノン アミノモイスト ブライトアップベース UV」
です。
ミノン アミノモイスト ブライトアップベースUV 25g 【敏感肌 乾燥肌】UV化粧下地 保湿
こちらは低刺激で乾燥しにくく、自然にトーンアップができる点が使いやすいです。
パウダーはパフで軽くのせるくらいなので、あまり神経質になる必要はないかと思いますが、敏感肌向けのものや乾燥しにくいものを使用していました。
【酒さ様皮膚炎の体験談ブログ】のまとめ
今回は酒さ様皮膚炎に至った経緯や治療の経過、スキンケアについての体験談を紹介しました!
加えて、日常生活で気を付けていたことや酒さは完治までどのくらいかかるのかについてはまた別の記事で紹介しています!
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