「生理前になると肌荒れする…」そんな経験はありませんか?
ニキビや乾燥など、生理前の肌荒れは多くの女性が悩むトラブルです。
仕事やプライベートで忙しい時期に限って肌が不安定になると、気分まで落ち込みがち。
生理周期ごとの肌の状態を理解して、適切なスキンケアを選べば、毎月の憂うつな肌トラブルもぐっと軽くすることが期待できます!
生理周期と肌の関係
生理周期は大きく分けて 「①生理中」「②卵胞期」「③排卵期」「④黄体期」の4つに分かれます。それぞれホルモンバランスが変化し、肌の状態も揺らぎやすくなります。
①生理中(1〜7日目)
肌のバリア機能が低下。乾燥や敏感肌になりやすい。
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低刺激なスキンケアを意識。保湿を重視し、ピーリングや刺激の強い成分は避ける。
卵胞期(7〜14日目)
肌の状態が安定。潤いやハリを感じやすい時期。
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新しいスキンケアや美容液、スペシャルケアを試すのにおすすめ。
排卵期(14〜21日目)
皮脂分泌が増え、毛穴詰まりやニキビが出やすい。
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皮脂コントロールと毛穴ケアを意識。ノンコメドジェニック化粧品やビタミンC誘導体がおすすめ。
黄体期(21〜28日目)
むくみ・くすみ・ニキビが悪化しやすい。
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保湿と炎症ケアを中心に。鎮静成分や低刺激のニキビケアアイテムを使用。
ニキビ予防におすすめの有効成分&避けたい成分
おすすめの成分
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グリチルリチン酸:炎症を抑え、ニキビや肌荒れを抑える
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ビタミンC誘導体:皮脂抑制・抗酸化作用でニキビ予防
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ナイアシンアミド:皮脂バランスを整え、炎症を抑える
避けたい成分
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高濃度のアルコール:乾燥・刺激で逆に皮脂分泌が増える
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重めのオイル系成分(ミネラルオイルなど):オイリー肌では特に毛穴詰まりを悪化させることも
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強いスクラブ成分:摩擦の刺激によって炎症を悪化させることも
ノンコメドジェニック化粧品のすすめ
「ノンコメドジェニック」とは、毛穴を詰まりにくく作られている化粧品のことです。
ニキビの原因となるコメド(角栓)を作りにくい処方で、思春期ニキビ・大人ニキビの両方に効果的とされています。特に、排卵期〜黄体期の皮脂が増えやすい時期に取り入れるのがおすすめです。

肌質別スキンケアのポイント
オイリー肌
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洗顔は朝晩きちんと行い、余分な皮脂をオフ
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ただし「脱脂しすぎ」は逆効果!乳液など軽めの保湿でバランスを保つ
乾燥肌
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皮脂が少なくてもTゾーンはテカりやすいことがあるので部分的な洗顔を推奨
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バリア機能を守ることが第一。しっとりタイプやクリームで保湿を
混合肌
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部分ごとにケアを変えるのがベスト(Tゾーンは皮脂対策、Uゾーンは保湿重視)
敏感肌
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生理前後は特に敏感になりやすい → 無香料・低刺激の化粧品を使用
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新しいスキンケアを使うなら、卵胞期の肌が安定している時期に試すのがおすすめ
生理前の肌荒れ対策はスキンケアの見直しがカギ
生理周期に合わせたスキンケアを行うことで、「肌荒れを予防」し「揺らぎに強い肌」を育てることができます。
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生理中は「守るケア」
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卵胞期は「攻めのケア」
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排卵期〜黄体期は「ニキビ&皮脂対策」
さらに、ニキビ予防には「ノンコメドジェニック化粧品」と有効成分の活用がポイント。肌質に合わせた正しいケアを続ければ、周期によるゆらぎも軽減しやすくなります。




