金沢・片町の隠れ家「塒(ねぐら)」レビュー!2人で囲む絶品鶏鍋と炭火串焼きの至福
金沢の夜、香林坊から片町へと続く煌びやかな通りを一本入ると、そこには昼間の観光地としての顔とは異なる、ディープで魅力的な食の世界が広がっています。数ある名店の中でも、鶏料理と焼き鳥を愛する大人たちが夜な夜な集う場所、それが「赤鶏 備長炭 塒(NEGURA ねぐら)」です。
今回は、寒さが身に染みる金沢の夜に、2人でこの「ねぐら」を訪れました。お目当ては、評判の「鶏鍋」と、備長炭で焼き上げる本格的な串焼きです。今回は行ってわかった塒の良さをレビューします!
【雰囲気】賑やかさと落ち着きが同居する「大人の隠れ家」
店内に一歩足を踏み入れると、まず驚かされるのはその活気です。訪れた時間帯はまさにピークで、楽しげな笑い声が聞こえてきます。
しかし、不思議と「騒がしすぎて落ち着かない」という感覚はありません。木の温もりを感じる内装と、職人が真剣な眼差しで炭火に向き合う姿が、空間に程よい緊張感と安心感を与えています。
お店全体の賑わいを心地よいBGMとして楽しめる、まさに「大人のねぐら」と呼ぶにふさわしい空間です。金沢の夜の熱量を感じつつも、プライベートな時間をしっかり確保できるこのバランスは、2人での利用には最高の環境と言えるでしょう。
【鍋レビュー】2人に嬉しい「ちょうど良い」サイズ感と黄金のスープ
席に座り、まずは今回の一番の目的である「鶏鍋」を注文しました。
焼き鳥屋で鍋を頼む際、気になるのがその「ボリューム」です。「鍋だけでお腹がいっぱいになってしまい、他の串焼きが食べられなくなるのではないか」という不安がありましたが、運ばれてきた鍋を見て、その懸念は一瞬で消え去りました。
塒の鶏鍋は、2人で囲んでつつくのに「ちょうど良い」サイズ感なのです。
この「2人で食べきれるけれど、満足度は最大級」というサイズ感のおかげで、私たちは名物の串焼きへの期待をさらに膨らませることができました。
【串焼きレビュー】備長炭の香りと、売り切れすら「人気の証」と感じる底力
鍋で体が温まったところで、いよいよ炭火串焼きへと移ります。塒では備長炭を使用し、強火力で一気に表面を焼き上げ、旨みを閉じ込めるスタイルです。
「売り切れ」が物語る鮮度へのこだわり
私たちが狙っていたいくつかの人気部位は、残念ながら既に「売り切れ」となっていました。
一見すると残念なことに思えるかもしれませんが、実はこれこそが優良店の証でもあります。店員さんが申し訳なさそうに「すみません、今日は終わってしまいました」と告げる姿に、むしろお店の誠実さと人気の高さを実感しました。
職人の技が光る「アスパラの豚肉巻き」と赤鶏の力強い旨み
売り切れを嘆く暇はありません。残っているメニューの中から選んだ「アスパラの豚肉巻き」や定番の鶏串が、そんな思いを吹き飛ばしてくれました。
運ばれてきた串からは備長炭の香ばしい香りが立ち上り、食欲を猛烈に刺激します。まず驚いたのは、赤鶏特有の力強い弾力です。噛みしめるほどに肉本来の味が濃く、溢れ出す脂の甘みには「これぞ炭火焼き」という醍醐味が詰まっています。
さらに、絶妙な火入れで仕上げられた「アスパラの豚肉巻き」は、アスパラのシャキッとした鮮烈な歯ごたえと、豚肉の旨みが口の中で見事に融合。赤鶏の串ものと同様、表面はカリッと香ばしく、中は驚くほどジューシーです。
酒飲みのツボを突く「石川の地酒」とのペアリング
鶏料理の脂を流してくれるのは、やはり石川の地酒です。 私たちは「手取川」を冷やで合わせました。キレのある辛口の日本酒が、赤鶏の濃厚な旨みと見事に調和します。鍋の出汁を啜り、酒を飲み、串を頬張る。このシンプルな繰り返しのなかに、金沢の夜を旅する本当の楽しさが詰まっています。
他にも、焼き鳥屋ならではの「牛スジ煮込み」など、サイドメニューも充実。2人でシェアしながら、少しずつ色々な味を楽しめるのがこのお店の良さです。
金沢・片町の夜を締めくくる最高の「ねぐら」
賑やかな片町の喧騒を一本通り過ぎ、たどり着いた「塒(ねぐら)」。 そこで2人を待っていたのは、ちょうど良いサイズ感で心まで温めてくれる鶏鍋と、職人技が光る炭火串焼き、そして活気がありながらも不思議と落ち着ける不思議な空間でした。
金沢で「本当に旨い鶏」を囲んで、大切な人とゆっくり語り合いたい夜に、片町の路地裏にあるこの場所は、間違いなくあなたの期待に応えてくれるでしょう。
| 店名 | 赤鶏 備長炭 塒(NEGURA ねぐら) |
| 住所 | 石川県金沢市片町2-3-7 |
| 営業時間 | 18:00 – 24:00(日曜日定休) |
| アクセス | 野町駅から徒歩約12分、香林坊交差点から徒歩圏内。 |


