防災グッズは用意しているものの、中に何が入っているのかまで把握できていない人もいるのではないでしょうか。

私自身、石川県に住んでいることもあり、これまでは地震への備えを意識することが多く、水害についてはあまり考えていませんでした。

しかし、豪雨によって浸水や河川の氾濫などが身近で起こり得ることを改めて知り、「今の備えのままで大丈夫なのだろうか」と気になるように。

そこで今回は、自宅にある防災グッズをすべて出し、豪雨や水害に備えて足りないものがないか見直してみました。

豪雨をきっかけに防災グッズを見直すことに

石川県に住んでいる私にとって、防災と聞いて真っ先に思い浮かぶのは地震でした。そのため、防災用品も地震が起きたときに使うことを想定して準備していたと思います。

一方で、豪雨による水害への意識はそれほど高くありませんでした。しかし、最近は大雨によって道路や住宅が浸水したり、川が増水したりする映像をよく目にするようになりました。豪雨も決して他人事ではないのです。

政府広報でも、大雨や台風に備えて水を確保し、スマートフォンなどを充電しておくほか、避難場所や非常用持ち出し品を事前に確認するよう呼びかけています。

そこで、まずはわが家にどのような防災グッズがあるのか確認してみることにしました。

家にある防災グッズを全部出してみた

防災用品を保管している場所から、入っているものを一度すべて出して並べてみました。

避難時に使えそうなものは意外とそろっていた

際に確認すると、軍手やアルミシート、非常用給水バッグ、ラップ、アルミホイル、懐中電灯、電池、マスク、タオル、スリッパなどが出てきました。ほかにも、ポリ袋や衛生用品など、普段は存在を忘れていたものがいくつもあります。

「防災グッズはあまりないかもしれない」と思っていたため、並べてみると予想以上の量でした。

一方で、何を持っているのかほとんど覚えていなかったことにも気づきます。防災用品を購入したことで安心し、その後は中身を確認していませんでした。

政府広報が紹介する非常持ち出し品にも、飲料水や食料、救急用品、マスク、軍手、懐中電灯、タオル、予備電池などが挙げられています。わが家にも共通するものは多かったものの、「持っている=十分に備えられている」とは限りません。

備蓄していたお茶4本はすべて期限切れ

今回、一番驚いたのが飲み物でした。

防災用としてペットボトルのお茶を4本保管していたのですが、確認するとすべて期限切れ。飲み物を備蓄しているつもりで、長期間まったく確認していなかったことが分かりました。

さらに、家族全員分の備えとして考えると、そもそも4本だけでは心もとない量です。政府広報では、家庭の備蓄用飲料水について、1人1日3Lを目安に3日分を用意することが紹介されています。

今回の確認で、防災用品は一度そろえれば終わりではなく、食品や飲料水などの期限や量を定期的に見直す必要があると感じました。

豪雨や水害に備えるならどんな防災グッズが必要?

今回の見直しをきっかけに、豪雨や水害の際にどのような防災グッズが必要なのかも調べてみました。避難時に備えて、主に以下のようなものを用意しておくとよいとされています。

  • 飲料水
  • 非常食
  • レインウェア
  • 懐中電灯
  • 携帯ラジオ
  • 予備の電池
  • モバイルバッテリー
  • 救急用品
  • 常備薬
  • 軍手
  • タオル
  • ブランケット
  • 携帯トイレ
  • マスク
  • 防水できる袋やケース

わが家には、懐中電灯や電池、アルミシート、軍手、タオルなどはすでにありました。一方で、見直してみると、レインウェアやモバイルバッテリー、携帯トイレなどは改めて確認したいものとして浮かびます。

特に豪雨時は、避難中に衣類や持ち物がぬれる可能性があります。そのため、雨を防ぐためのレインウェアだけでなく、スマートフォンや貴重品を入れられる防水性のある袋やケースも用意しておくと安心です。

また、停電が起きた場合に備えて、スマートフォンを充電できるモバイルバッテリーも確認しておきたいところ。飲料水や非常食だけでなく、「雨の中を避難する」「停電するかもしれない」という状況まで想定して準備することが大切だと感じました。

わが家の防災グッズに足りないものは?

家にあったものと、防災のチェックリストを照らし合わせてみると、まず見直したいのは飲料水でした。お茶4本は期限切れのため、新しく用意する必要があります。

また、家族の人数を考えながら十分な量を備蓄しなければなりません。そのほか、今後確認・追加したいものは次の通りです。

防災グッズ 現在の状況 今後の対応
飲料水 お茶4本がすべて期限切れ 新しく備蓄する
懐中電灯 あり 点灯するか確認
電池 あり 使用期限を確認
アルミシート あり そのまま保管
給水バッグ あり(数が足りていない) 必要に応じて追加する
マスク あり 枚数を確認
非常食 なし 追加する
携帯トイレ なし 必要数を用意する
モバイルバッテリー なし 追加を検討する
レインウェア あり(数が足りていない) 必要に応じて追加する

こうして一覧にすると、「持っていないもの」だけでなく、「あるけれど使えるか分からないもの」も多いことが分かりました。

足りない防災グッズはいくらでそろえられる?

次に、足りない防災グッズがどのくらいの価格で購入できるのか調べてみることにしました。

100円ショップやホームセンター、ドラッグストアなどを見ると、ポリ袋やレインコート、衛生用品など、比較的手頃な価格で用意できるものもあります。

一方、モバイルバッテリーや長期保存できる非常食、まとまった数の携帯トイレなどは、ある程度の予算が必要になりそうです。すべてを一度にそろえようとすると負担に感じるため、まずは期限切れだった飲料水など、優先度の高いものから買い足していこうと思います。

定期的な見直しが大切

今回、豪雨をきっかけに防災グッズを見直してみると、思っていた以上に用品はそろっていた一方で、何があるのか把握できていなかったことに気づきました。

さらに、備蓄していたお茶はすべて期限切れ。防災グッズは用意して終わりではなく、定期的に中身や使用期限を確認することが大切です。

今後は地震だけでなく、水害も想定しながら必要なものを少しずつ補っていこうと思います。

【ライター:ひらおなつき】