未経験からWebデザイナーへ|基礎知識と独学ステップのはじめ方
デザインもITも未経験のまま「Webデザインを身につけて、副業や転職につなげたい」と考えている方は多いと思います。
私自身は職業訓練校でWebデザインの基礎を学びながら、Adobeのカレッジ向けプランでPhotoshopやIllustratorを触り、家ではYouTubeや本を使って自分なりに復習と練習を重ねてきました。
この記事では、同じように未経験から始める20〜30代の社会人・学生に向けて、
- どんなゴールを目指せば良いか
- 何からどんな順番で学べば良いか
- まず1〜3ヶ月でどこまで出来るようになるか
を、職業訓練校と独学を組み合わせた自分の経験も交えながらまとめます。
未経験者が最初に知っておくべきWebデザインの基礎知識
デザインツール(Figma/Photoshopなど)の役割
Webデザインの制作現場では、いくつかの代表的なツールが使われます。
- Figma:Webサイトやアプリの画面設計、UIデザインに強い
- Photoshop:写真加工やバナー制作、合成などに向いている
- Illustrator:ロゴやアイコン、図解などベクター画像の制作に向いている
すべてを一度に覚える必要はなく、最初は「メインで使うツールを一つ決めて、よく使う機能だけに絞って覚える」進め方がおすすめです。
図形の配置、テキスト入力、画像の配置とトリミングなど、基本操作に慣れてから、徐々にレイヤー機能やオブジェクトの整列、コンポーネントなど便利な機能を広げていくと、挫折しにくくなります。
コーディング(HTML/CSS)の位置づけと必要度
Webデザイナーを目指す場合でも、HTMLとCSSの考え方を知っておくと、実装しやすいデザインを意識しやすくなります。
基本的には次のようなイメージです。
- デザイン特化を目指す場合:タグの役割やボックスレイアウトの考え方を理解しておく
- デザイン+コーディングを目指す場合:1ページのLPを自分で組めるレベルを目標にする
たとえば、見出しタグや段落タグの役割、横並びや縦並びのレイアウトがどのように組まれているかを知っておくと、「このレイアウトは現実的か」「スマホで崩れないか」といった視点を持ちやすくなります。
最初から難しいアニメーションや複雑なコードに挑戦する必要はなく、シンプルな1カラムのページを作れるようになるだけでも、デザインの理解は大きく深まります。
UI/UX・レスポンシブ・ワイヤーフレームなど基本用語
Webデザインを学び始めると、専門用語がたくさん出てきます。
特に次のような言葉は早めに意味を押さえておくと、学習がスムーズになります。
- UI:ユーザーインターフェース。ボタンやメニュー、フォームなど画面上で触れる要素の見た目や配置
- UX:ユーザーエクスペリエンス。サイトやサービス全体を通して感じる体験や満足度
- レスポンシブデザイン:PC・タブレット・スマホなど、端末に応じてレイアウトが変化するデザイン
- ワイヤーフレーム:色や写真を入れる前の「骨組みレイアウト」。配置や情報の優先順位を決めるための下書き
これらの用語をざっくり理解しておくだけでも、本や動画、講義の内容が頭に入りやすくなります。完璧に暗記する必要はないので、「何となくイメージできる」状態を目指すとよいです。
未経験からのWebデザイン独学ステップ【順番が大事】
STEP1:デザインの「型」を学ぶ(レイアウト・配色・タイポグラフィ)
最初の一歩として大切なのは、ツール操作よりも「デザインの型」を知ることです。
レイアウトのパターンや配色のルール、見出しと本文のメリハリなど、共通して使われている基本原則を先に押さえておくと、その後の学習がスムーズになります。
- よくあるレイアウトパターンを知る
- 配色の基本ルールを理解する
- 文字サイズや行間のバランスを意識する
この段階では、無理に作品数を増やすよりも、「なぜ見やすいのか」「どこが心地よいのか」を意識しながら、良い事例を観察する時間をしっかり取ることがポイントです。
STEP2:良いデザインを真似る(トレース・模写)の進め方
基礎的な型を理解したら、次は良いデザインを「真似する」ステップに進みます。
気に入ったバナーやLP、ギャラリーサイトで見つけたデザインなどを選び、そっくりそのまま模写していきます。
- 元のデザインをよく観察して構成を分解する
- 余白・文字サイズ・色のバランスをできるだけ忠実に再現する
- 1枚仕上げるごとに「なぜ見やすいのか」を短くメモする
この工程を繰り返すことで、自分の中に「レイアウトや配色のパターン」が蓄積されていきます。
最初からオリジナルを作ろうとするより、模写を通じて良い型を体に覚え込ませるほうが近道になりやすいです。
STEP3:ツール操作を覚えるコツ
デザインツールの学習では、「全部の機能を一気に覚えようとしないこと」が大切です。最初は次のような、頻繁に使う基本操作だけに絞って練習します。
- 図形の配置、テキスト入力、画像の配置とトリミング
- レイヤーの扱い方や整列・分布などの基本的な整え作業
- よく使うショートカットを少しずつ覚える
模写や課題制作のなかで「この操作が必要だ」と感じたタイミングで、その都度調べて覚えていくと、無理なく操作の幅が広がっていきます。
「作りながら覚える」意識で進めると、自然とツールに慣れていきます。
STEP4:バナー・LP模写でアウトプットする
ツールに慣れてきたら、アウトプットの量を少しずつ増やしていきます。
短時間で取り組めるバナーと、ページ構成を意識できるLPを組み合わせると、効率よく経験を積むことができます。
- 平日は短時間で終わるバナー模写を中心に進める
- 時間に余裕のある日にはLPの模写に取り組む
- 完成したものはPCとスマホの両方で表示を確認する
特にスマホで見たときに「文字が小さすぎないか」「ぱっと見で内容が伝わるか」を確認する習慣をつけておくと、実務に近い目線が身につきやすくなります。
STEP5:ポートフォリオにまとめる流れ
ある程度作品がたまってきたら、早めにポートフォリオとしてまとめるステップに進みます。
模写や課題制作であっても、整理して並べることで実績として活用しやすくなります。
- バナーやLPの中から、出来が良いと感じるものを3〜5点選ぶ
- 作品ごとに「目的・ターゲット・工夫した点」を短く添える
- ジャンルやテイストが分かるように、並べ方も意識する
ポートフォリオにまとめることで、自分の得意なスタイルや足りない部分が見えやすくなり、今後の学習の方向性も決めやすくなります。
まとめ
未経験からWebデザインを学ぶときは、最初に目的とゴール(副業・転職・社内利用)を決め、デザインの型を学び、良いデザインの模写から始めることが大切だと感じています。
ツールはPhotoshopやIllustratorなど軸にするものを一つ決めて、必要な機能から少しずつ覚えれば大丈夫です。
まずは1〜3ヶ月のロードマップを意識しながら、職業訓練校や教材で学んだことを自分の手で確かめていくイメージで進めてみてください。


