山梨らしいハイボールの楽しみ方4選|白州・果実・甲州ワイン・酒蔵焼酎の割り方
山梨のハイボールとは、ワイン県として知られる山梨の土地柄から、自然に生まれてきた飲み方です。
「山梨といえばワイン」という印象は強いですが、実際には、ウイスキーや果物、そして名水を生かしたハイボールが、静かに楽しまれてきました。
シンプルだからこそ、水のやわらかさや、素材そのものの香りが引き立ちます。その感覚は、自然に恵まれた山梨の風土と、とてもよく似ています。
この記事では、山梨ならではのハイボールの種類を、ウイスキー、果実、ワイン、蒸溜酒という視点から、やさしくご紹介します。
ハイボールを知ることで、山梨の酒文化が、少し身近に感じられるはずです。
山梨でハイボールが楽しまれる理由は“名水と果実と食文化”
山梨でハイボールが親しまれている背景には、土地そのものの特徴があります。
- 富士山系のやわらかな水
- 果物が豊富で香りづけしやすい
- ワイン文化による味覚の繊細さ
- 食事中心の酒文化
- 観光地ならではの自由な発想
ハイボールは、ウイスキーと炭酸水を合わせるだけの、とてもシンプルなお酒です。
そのため、炭酸割りでは水の質が、そのまま味に表れます。
山梨の水は口当たりがやさしく、ハイボールにすると、角のないすっきりした印象になります。
このシンプルさと自由度の高さこそが、自然と水に恵まれた山梨の酒文化と、とても相性が良い理由だと言えるでしょう。
山梨ゆかりのウイスキーで作るハイボール|白州の魅力
山梨のハイボールを語るうえで、欠かせないのが、地元にゆかりのあるウイスキーを使ったスタイルです。
山梨は、日本有数のウイスキー蒸溜所を持つ土地で、自然に囲まれた環境の中で、ウイスキー造りが行われてきました。
炭酸で割ることで、香りは軽やかに、味わいはすっきりと整い、食事と合わせやすい一杯になります。
サントリー シングルモルトウイスキー 白州
山梨県北杜市にある、白州蒸溜所で造られるウイスキーです。
森を思わせる爽やかな香りが特徴で、ハイボールにすると、その個性が、よりはっきりと感じられます。
飲食店では、「白州ハイボール」として提供されることも多く、山梨ウイスキーハイボールの代表的な存在です。
山梨の果実・甲州ワインで楽しむ“軽やか系ハイボール”
フルーツ王国・山梨らしいのが、果実そのものを生かしたハイボールです。
ここでいうフルーツハイボールは、果汁で甘くするカクテルとは少し違います。
果肉や果皮、果実由来のリキュールを使い、香りを添える感覚で仕上げるのが特徴です。
甘さを抑えることで、食事とも合わせやすく、ハイボールらしい軽さが残ります。
寶CRAFT 山梨のもも
山梨を含む地域限定で販売されている、ピーチ(桃)を使ったクラフトチューハイです。
桃は山梨を代表する果物で、香りが豊かで甘みがあるのが特徴です。
このリキュールを、ウイスキーハイボールに少量加えることで、桃のやさしい香りがふわっと立ち上がる、山梨らしいハイボールが楽しめます。
山梨のワイン文化を生かすワインハイボール
ワイン県・山梨ならではなのが、ワインを炭酸で割って楽しむハイボールスタイルです。
強いアルコール感を出すのではなく、香りと酸味を軽やかに引き出すのがポイントです。
特に山梨で親しまれている甲州ワインは、もともとすっきりとした味わいのため、炭酸と合わせても、バランスを崩しにくい特徴があります。
山梨では、特定の銘柄に限らず、甲州ワインを炭酸で割って楽しむ飲み方も、自然に受け入れられています。
酒蔵が手がける蒸溜酒ハイボール|七賢の焼酎という選択
山梨のハイボールは、ウイスキーやワインだけではありません。
日本酒の名産地でもある山梨では、酒蔵が手がける蒸溜酒を炭酸で割るという楽しみ方もあります。
クセを抑えた蒸溜酒が多く、炭酸で割ることで、すっきりとした飲み口になります。
また、食事中心の酒文化とも、相性の良いスタイルです。
七賢 酒蔵焼酎(山梨銘醸)

山梨県北杜市に蔵を構える、「七賢」で知られる山梨銘醸が造る焼酎です。
日本酒造りの技術を生かした焼酎で、香りは穏やか、味わいはやさしいのが特徴です。
炭酸で割ると、重さがなくなり、食事と一緒に楽しみやすいハイボールになります。
山梨のハイボールは「ご当地名」よりも中身が主役
山梨のハイボールは、「◯◯(地名)ハイボール」といった分かりやすい呼び名で広めるよりも、水のやわらかさや素材の香り、割り方のバランスといった“中身”が大切にされてきました。
名水の土地では、炭酸で割るだけのシンプルな一杯ほど、素材の良し悪しがそのまま表れます。
白州、地元のフルーツ、甲州ワインなど、土地に根付いた素材そのものが看板になり、銘柄よりも「甲州ワイン」として日常的に楽しむ感覚とも重なります。
山梨でハイボールを楽しめる場所|蒸溜所・ワイナリー・酒蔵
そうした山梨らしいハイボールは、蒸溜所見学やワイナリー併設ショップ、酒蔵など、造り手の近くで体験できる場所でも楽しめます。
場所を知っておくだけで、一杯のハイボールが、その土地の記憶と結びつく体験になります。
まとめ|ハイボールを通して見える、山梨の酒文化
山梨のハイボールは、特別な技法や、派手な演出があるわけではありません。
水がよく、素材が身近にあり、食事と一緒にお酒を楽しむ、その土地の日常が、そのまま一杯のハイボールに表れています。
ウイスキーの爽やかさ、果実のやさしい香り、甲州ワインの軽やかさ、酒蔵が手がける蒸溜酒の穏やかさ、 どれも、山梨という土地があってこその味わいです。
山梨を訪れたときは、ぜひ一杯、その土地らしいハイボールを選んでみてください!
意外に感じながらも、「なるほど」と思える一杯に、きっと出会えるはずです。


