「薬が欲しいけど病院に行くのは大変…」そんなときに気になるのがオンライン診療。でも、「そもそもやり方がわからない!」「薬はどうやってもらうの?」と疑問に思う人も多いはずです。

この記事では、オンライン診療の疑問を解消し、対面診療と比較したメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
オンライン診療の疑問を解消!やり方は?保険適応?
オンライン診療とは、スマホやパソコンを使って医師とビデオ通話で診察を受ける方法です。必要に応じて薬の処方もでき、病院に行かずに家にいたまま完結できます。
やり方は簡単!予約から薬をもらうまでの流れ
- オンライン診療対応のアプリをインストール
- 登録後、診療を予約する
- ビデオ通話で診察がスタート
- 必要に応じて薬が処方され、自宅に配送か、近くの薬局で受け取り
保険は使える?費用や支払い方法を確認
多くのオンライン診療は健康保険が適応されます。ただし、美容医療や薄毛治療など自由診療のものは対面診療と同じように保険は適応されません。
オンライン診療によっては、システム利用料・薬の配送料・事務手数料などの費用がかかる場合がありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
診察料や薬代に関しては、対面診療と費用は同じなので安心です。オンライン診療の多くはアプリで支払いも完了するので、手持ちの現金がない!という場合でもわざわざお金をおろしに行かなくて大丈夫です。

【比較】オンライン診療は忙しい人にぴったり!だけど万能ではない
オンライン診療のメリット
1. 通院しなくていい
天候や体調によっては通院がつらいときがあります。オンライン診療なら移動時間ゼロ、交通費もゼロです。子どもがいても、家にいながら診察が受けられて便利です。
2. 待ち時間が少ない
アプリで予約すれば、予定通りに診療が始まることが多く、待合室での待機時間から解放されます。
3. 感染症のリスクを減らせる
移動中や待合室など人の多い場所に行かずに済むのは安心です。
オンライン診療のデメリット
1.初診の場合はオンライン診療ができない場合も
初診の場合は、原則対面が推奨されています。もともとオンライン診療は、対面診療と組み合わせて活用することが目的で生まれました。詳しい検査や処置が必要な場合はオンライン診療だと二度手間になることもあります。
2. 病状によっては対応できない
急激な痛みなど緊急性のある症状はオンライン診療では対応できません。また、対応している診療科が限定されていることも多いので注意が必要です。
3.薬の配送を利用した場合は受け取りまで日数がかかる
診察後の薬の受け取り方法は2つあります。
- 自宅に配送(クリニック側が手配)
- 処方箋を近くの薬局にFAX送信し、薬局で受け取り
薬の配送は1~3日程度かかることが多いため、急ぎの場合は薬局受け取りがおすすめです。配送料や手数料がかかることもあるので、予約時に確認しておきましょう。

【比較】対面診療はやっぱり安心感!だけどこんな時はちょっと辛い
対面診療のメリット
1. 直接診てもらえる安心感
医師の顔を見て、症状に触れて診てもらえるので安心度が高いです。診断の正確さが治療の効果を高めます。
2. 検査や処置がその場で可能
血液検査やエコー、点滴などもすぐに対応できます。処置がその場で受けられるので回復のスピードを早めることも期待できます。
3. 病院との信頼関係が築きやすい
医師や看護師との会話で信頼関係が生まれることもあります。頼れる地域のかかりつけ病院は、ひとつはちゃんと持っていると安心です。

対面診療のデメリット
1. 待ち時間が長い
「予約してるのに、まだ呼ばれない…」という、体調が悪いときの待ち時間はかなり体力を消耗します。
2. 移動が大変
高齢の方や体調が悪いときの通院は、それだけで一苦労です。天候による影響も受けやすいので、公共交通機関や道路状況によってハードルに感じることも。
3. 感染リスクがある
待合室で咳やくしゃみの音が響くとすこし不安になります。自分が他の人に移さないためにもマスク着用が必須です。
ケース別に解説!おすすめはオンライン?対面?
それぞれのおすすめなケースを症状ごとにまとめました。
軽い風邪やのどの痛み
薬局で薬を買うよりも医師に診てもらったうえで効果的な薬を処方してもらえるオンライン診療がおすすめ。自宅で完結するので、移動や待ち時間のストレスが最小限です。
花粉症やアレルギー
湿疹やかぶれ
症状をきちんと見せて伝えられるので診断の精度を高めることが期待できます。また、悪化した場合の経過もみやすいので、初診ならまずは対面診療がおすすめです。
健康診断の再検査
「再検査が必要と書いてあるけど病院に行くのは大変…」という場合もあると思いますが、健康診断の再検査では血液検査やエコーなど病院での詳しい検査が必要です。
オンラインと対面の違いを理解して、両方をうまく使い分けよう
令和の医療は、「オンライン診療」「対面診療」を状況に応じてうまく使い分けることが大切です。
たとえば、花粉症やアレルギーなどはまず初診は対面で受けて、その後必要に応じてオンラインを利用する、といった組み合わせも増えてきています。
それぞれのメリット・デメリットが理解すれば、その日の症状や生活スタイルに合わせて診療方法を選択できるので、あなたの健康管理がスムーズで無駄のないものになります。
