突然ですが、私は女子プロボクサーとして試合に出た経験があります。

そこで今回お話しするのが、試合に出た話…ではなく、試合前に大幅減量した話です(笑)

私はプロテスト合格時、体重が61.5キロあったのですが、そこから試合が決まり、2か月後の試合に向けて52キロまで落とすことに。

つまり、約2か月で約10キロ減量です。

今振り返っても「よくやったな…」と思いますし、正直もう二度とやりたくありません(笑)

この記事では、女子プロボクサーとして実際に2か月で10キロ減量した方法や、減量中に感じたリアルなことを体験談ベースでまとめていきます!

※なお、普通のダイエット目的なら、ここまで極端に短期間で落とすのは全くおすすめしません。
あくまで試合のために行った特殊な減量として、参考程度に読んでいただければと思います。

女子プロボクサーとして2か月で10キロ減量した話

私が試合前に経験した減量は、今までの人生で何度もやってきた「夏までにちょっと痩せとくか~」みたいなダイエットとは別物です。

なにせ、試合が決まった時点で「この体重まで落とさないとリングに立てません」が確定しているので逃げ道はありません(笑)

まずは簡単に、私のエピソードをご紹介します。

10キロ痩せた具体的な方法だけ知りたい!という方はここからどうぞ!

試合が決まったはいいものの…

私は3月にプロテストに合格したのですが、この時点で体重は61.5キロありました。

「ボクシングやっててもそんなに…?」と思うかもしれませんが、ガッツリ身体を動かしていても生活習慣に気を遣わなければこんなもんです(笑)

その後、試合が決まったのが4月。

そして試合は6月…普通に時間ない(笑)

しかも52キロ契約だったので、単純計算で約10キロ落とす必要があります。

よく2か月の猶予で52キロ契約で試合に出ようと思ったな、と当時の自分の思考が今でも謎です。

最初の3キロは意外とすぐ落ちた

減量を始めて最初に感じたのは、「意外と落ちるじゃん」でした。

(そもそも食べ過ぎだった)食事を一般的な量に調整して、禁酒して、毎日軽く動くだけで、最初の3キロくらいは楽に落ちます。

特にお酒をやめたのはかなり大きかったと思います。

もともと食べることも飲むことも好きなので、最初はかなりつらかったんですが、やっぱり人間が太るのってここなんですよね~。

ただ、問題はそこからでした。

ある程度落ちたところで、急に体重が動かなくなります。

ここからが、短期で大幅に減量するには越えなければならない壁ということです。

あまりに突然体重計の数値が変わらなくなったので、私は真剣に体重計がおかしくなったと思ったのですが、まあいわゆる停滞期ですね。

後半は完全にメンタル勝負

後半になると、もう痩せるというより耐える、です。

食事制限にも慣れてきて、身体的なキツさももちろんあるんですが、一番大変だったのはメンタルでした。

食べたい。
飲みたい。
でも試合は近い。
本当に残りの体重が計量までに落ちるのか…?

欲求と不安が渦巻いて気が狂いそうでした(笑)

不用意にインスタを開こうものならフォローしまくっている居酒屋系インスタグラマーがおいしそうに飲み食いしているリール動画が流れてくるのでSNS断ちまでする始末。

痩せるとは修行です。

実際にやった減量方法

※当時の私の実際の体重記録

ここからは、実際に私が減量中にやっていたことを紹介していきます。

もちろん、これはあくまで試合のための減量です。

普通のダイエットなら、ここまで急激に落とす必要は本当にありません。

ただ、実際に約10キロ落とした中で効果的だったこと、学びになったことがあったので、解説していきたいと思います!

食事制限は「食べない」ではなく「選ぶ」

減量というと、とにかく食べないというイメージを持つ人も多いと思います。

ただ、実際は食べないより何を食べるかの方が重要です。

食べないで痩せるなんて不健康この上ないですし、すぐに限界が来るでしょう。

もちろん食事量自体は減りますが、ボクシングは練習量も多いので、最低限エネルギーを入れないと命にかかわります。

そこで私が意識していたことがこちら。

・タンパク質を意識する
・脂質を摂りすぎない
・朝ごはんは必ず食べる(昼は無し)
・夜ご飯を軽めにする
・加工食品を減らす

あと、甘いものを完全にゼロにはしていません。

もともとそこまで甘党ではないんですが、甘いもの欲って突然襲ってくるじゃないですか?

その時は、添加物が少ない和菓子を少量だけ食べていました。

ちゃんとした和菓子屋さんの、余計なものが一切入っていない小さい大福がおすすめです(笑)

腸活をかなり意識した

減量中は、単純に食事量を減らすだけじゃなく腸内環境もかなり意識していました。

というのも、減量中って食事量が減るぶん、便通が乱れやすいんです。

便秘になると体重も落ちにくくなるので、普通のダイエットにおいてもここはかなり重要だと思います。

実際によく食べていたものを紹介しますね!

減量中によく摂っていたもの 理由
スーパー大麦 食物繊維満載
冷凍ミックスビーンズ 満足感がありヘルシー
サバの水煮缶 タンパク質を摂りやすい
にがり ミネラル補給目的
ぬか玄 栄養補助として使用
キノコ類 ダイエットと言えば…ですよね(笑)

スーパー大麦を30グラムと水、コンソメをフライパンにぶち込んでひたすら煮込み、そこに冷凍ミックスビーンズ(業務用スーパー商品)を追加して、最後にサバの水煮缶を入れたものを毎朝食べていました。

飽きたら困るので、他にトマトを入れてみたりちょっとだけチーズを入れてみたり…といろいろ調整はしていましたよ!

毎朝ランニング+ジム練習

運動面では、毎朝(全身サウナスーツで)ランニングをしていました。

そこに加えて、ボクシングジムでの練習や筋トレもあります。

なので、運動量的には毎日かなり動いていました。

本気で痩せたいと思うのであれば、運動は必須です!!

ただ、やりすぎは禁物。

走り込みしすぎて私は試合前に膝を壊しかけました(笑)

半身浴と禁酒はかなり大きかった

半身浴と禁酒も体重を減らすには必要不可欠です…特に禁酒。

これは個人的には本当にキツかったです(笑)

もともとお酒が好きなので、減量中にお酒をやめるのはかなりストレスでした。

ただ、やっぱりお酒を抜くと体重の落ちはかなり変わります。

むくみも減りますし、翌日の身体の軽さには最初驚きました。

半身浴もほぼ毎日やっていました。

このルーティンが代謝をあげて、停滞期の脱出にも一役買っていたと思います。

なお、半身浴で出た汗分は水を一杯飲んだらリセットされるので、体重を落とすというより代謝をあげるもの、と考えましょう!

これから10キロ痩せたい人へ伝えたいこと

実際に約10キロ減量してみて、私の「痩せる」ということに対する考え方はかなり変わりました。

短期間での大幅な減量を体験したからこそ、これから10キロ痩せたい人には伝えたいことがあります。

普通のダイエットならもっとゆっくりでいい

私の場合は試合という期限があったので、短期間で落とす必要がありました。

ただ、普通のダイエットなら、そこまで急ぐ必要はありません。

SNSでは短期間で一気に痩せる方法がかなり目立ちますが…まったくおすすめはできないですね。

実際、何か一つの商品を飲んだり食べたり、器具を使用し続けたからといってそれだけで短気で痩せるなんて人間の身体的に絶対あり得ません。

身体的にもメンタル的にもかなり大変な思いをしないと、短期間で一気に痩せるなんて無理です。

「2か月で10キロ痩せる」より、「半年かけて健康的に痩せる」方が、絶対身体的には正しいのです。

早く痩せたい気持ちはわかりますが、早けりゃいいってものではないのです。

極端な減量は本当におすすめしない

私の減量は、正直かなり極端でした。

もちろん試合のためなので必要ではあったんですが、普通の人へおすすめしたい方法ではありません。

短期間で痩せるほど、メンタルと身体への負担はかなり大きいということは、本当に知っておいてください。

10キロ痩せるなら1か月に2キロ、だいたい5か月~半年くらいで落とすのがベストだと思います。

結局一番大事なのは継続

結局、ダイエットって続けられるかどうかなんですよね。

極端な食事制限をしても、続かなければ意味がありません。

逆に、

・少し食事を見直す
・少し動く習慣をつける
・お酒を減らす
・睡眠を整える

こういう小さい積み重ねの方が、結果的に大きいです。

きれいに健康的に痩せるなら、気合ではなく継続が大事です。

ちなみに私は今回の減量を通じて生活習慣と体質・意識が若干変わり、1年近くたった今でも+2キロくらいしか戻っていません(笑)

まとめ:減量は根性より習慣化が大事!短期勝負はおすすめしない

私は女子プロボクサーとして約2か月で約10キロ減量を経験しました。

もちろん簡単ではありませんでしたし、正直相当キツかったです。

普通のダイエットなら無理に急ぐ必要はありませんし、短期で急激に体重を落とすというのは心身ともにかなりのストレスがかかるということは知っておいて下さい。

ただ、今回紹介した食事の内容はかなりダイエットには役立つと思うので、そこだけ参考にしてもらえればと思います(笑)

ライター:遠藤葉月