金沢を代表する観光スポット「近江町市場」は、新鮮な海鮮グルメをはじめ、気軽に食べ歩きができるお店が集まる活気あふれるスポットです。
実はここ、子連れにもやさしいエリアなのをご存じでしょうか。
「市場で食べる → 遊ぶ → 休憩」の流れがスムーズで、家族旅行でも無理なく楽しめる場所です。
今回は、子どもも大人も満足できる子連れに最適な近江町市場の回り方をご紹介します。
アクセス&移動のコツ
金沢駅から近江町市場までは、
- 徒歩:約15分
- バス:約5分(武蔵ヶ辻・近江町市場バス停 下車すぐ)
駅から歩ける距離なので、天気が良ければ散策気分でのんびり向かうのもおすすめです。しかし小さな子どもを連れている場合には、遠く感じるかもしれません。
そんなときには、バスの利用がおすすめです。雨の日や荷物が多い日でも、バスなら楽に到着できます。
市場は屋根のあるアーケードになっているので、天候を気にせず回れるのも◎
まずは食べ歩き!子どもにも人気の「近江町コロッケ」
近江町市場で立ち寄っておきたいのが、名物の「近江町コロッケ」。このコロッケはとにかく種類が豊富で、具材も味わいもさまざま。
定番の能登コロッケや能登メンチカツ、少し贅沢なのどぐろコロッケなど幅広く揃っています。
特にうれしいポイントは、魚介が苦手な子でもおいしく食べられるラインナップがあること!
ソースをかけなくても十分味がしっかりしており、小さな子どもでも食べやすい軽い味わいです。
手軽に片手で食べられるので、市場散策のスタートにぴったりです!
大人は新鮮な魚介に舌鼓!有名店「大口水産」へ
近江町市場に来たら、大人はやっぱり新鮮な魚介を楽しみたいところ。
市場内には海鮮を食べられるお店が多数ありますが、有名店として名前が挙がるのが 「大口水産」。
新鮮な魚介がずらりと並び、その場で魚介類を味わえるコーナーも人気。牡蠣や海老など、そのときの旬を味わえます。
冬はカニが人気です!
カニ面といって、甲箱ガニ(メスのズワイガニ)の甲羅にカニ身や味噌がキレイに詰められたものです。自分で身を取る必要がなく、簡単に食べられるのも嬉しいポイント。蟹酢が備え付けられているため、自分で味を調整して食べることも可能です。
子どもが海鮮を食べなくても、先ほどのコロッケや市場内のスイーツを選んで、大人は海鮮、子どもは食べ歩きというそれぞれの楽しみ方ができるのが市場の良いところです◎
甘いもの休憩は「すゞめ」へ
市場散策の甘い休憩タイムにおすすめなのが、和菓子の「すゞめ」。お餅や大福を中心にしたお店で、どれもふっくら・もちもちの優しい味わい。
特に人気なのは、
- 塩豆大福
- 香ばしもち麦せんべい
- まる焼き(あんこ入りの焼き菓子)
和菓子は甘さ控えめで食べやすいものが多く、小さな子どもも安心して食べられます。まる焼きは、大判焼きのような和菓子で、ほかほかの状態で出してもらえることも。
ここで買ったおやつは、後ほど紹介する「ザキッズ」に持ち込んで食べることもできます。遊び場での休憩用に買っておくのもおすすめ◎
市場の隣で遊べる!屋内遊び場「ザキッズ」
近江町市場をひととおり楽しんだら、隣接する金沢エムザへ。
ここにある「ザキッズ」は広い屋内遊び場で、0歳〜小学生まで幅広い年齢の子どもが楽しめます。
ザキッズの魅力は、
- 完全屋内で天候に左右されない
- ボールプール・アスレチック・トランポリンなど大型遊具が充実
- 赤ちゃん向けのエリアもあり安心
飲食持ち込み自由なので、近江町市場で買ったコロッケや和菓子をここで食べてもOK。
さらに、再入場も自由。子どもとママが遊んでいる間に、パパが市場へお土産を買いに行く…なんて使い方もできます。もちろん家族みんなで一度出て、再度戻ってくることも可能です。
大人には嬉しいマッサージチェアもあり、子どもを見ながらマッサージでゆったりできます。
市場から徒歩1〜2分の距離で移動がほぼゼロなのも、子連れには助かります!
子連れにおすすめのモデルルート
子連れで近江町市場付近を観光するなら、以下のようなルートで周ってみてはいかがでしょうか。
①金沢駅→近江町市場へ(徒歩またはバス)
まずは無理のないルートで市場へ移動。
②近江町コロッケで食べ歩きスタート
子どもが食べられるものを確保すると安心。
③大口水産などで大人は海鮮を堪能
子どもが飽きる前に大人も満足できる時間を。もちろん魚介類が好きな子どもも一緒に楽しむのもOKです。
④すゞめで和菓子を購入
おやつ休憩に、そのままザキッズへ持っていっても◎
⑤エムザの「ザキッズ」で遊ぶ&休憩
子どものストレスなく、思い切り身体を動かせます。
⑥ 授乳やおむつ替えもエムザ内で安心
施設が整っているので長時間でも安心。
⑦金沢駅に戻る
再入場できるので、最後にお土産を揃えるのもおすすめ。近江町市場はお昼すぎからだんだんとお店が閉まり始めるので、早めに買い物を済ませましょう。
子連れ観光のポイント
- ベビーカーは折りたたみが便利
- 近江町市場は午前中がおすすめ
- 子どもが疲れたら無理せずザキッズへ
- 荷物は最小限・歩きやすい靴で
- 市場の床は濡れることがあるので注意
- 食べ歩きに向いている軽食を先に確保
近江町市場を子連れで回る際は、混雑を避けて午前中に訪れるのがおすすめです。市場は通路が狭い場所もあるため、ベビーカーは折りたたみタイプだとスムーズ。
早めに子どもが食べられる軽食を確保しておくと、機嫌を崩さずに回れます。また、市場の床は濡れて滑りやすい場所もあるため、歩きやすい靴が安心です。
疲れたときは無理をせず、隣接するエムザの「ザキッズ」で休憩しながら観光を進めると快適に過ごせます。
まとめ|近江町市場は子連れ観光におすすめ
近江町市場は「食べる」「遊ぶ」「休む」がすべて同じエリアで完結する、子連れ観光にとても優しいスポットです。
コロッケや和菓子など子どもが食べやすいグルメも多く、大人は市場ならではの新鮮な魚介を満喫できます。
さらに、すぐ隣のエムザにある「ザキッズ」で思いきり遊べるため、子どものペースに合わせて柔軟に観光できるのが大きな魅力。家族みんなが笑顔になれる観光ルートとして、金沢旅行の際にはぜひ利用してみてください。



